認知症の進行を遅らせる食べもの⑭『アーモンド』⑮『クルミ』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑭『アーモンド』⑮『クルミ
 
認知症の進行を遅らせる食べもの⑭『アーモンド』
●薄皮も一緒に食べると抗酸化力が飛躍的にアップ
アーモンドに、アンチエイジング効果や美肌効果があることは広く知られています。
アーモンドには、不飽和脂肪酸、ビタミンB群・E・ミネラル類などが豊富に含まれており、健康な血管を保つ必要があります。
 
イリノイ大学の研究では、アーモンドを与えられたマウスは、ふつうのエサを与えられたマウスより、記憶力も学習能力もまさっていることがわかりました。
しかも、脳内に蓄積したβアミロイドの量も減っていたのです。
アーモンドは、脳内神経伝達物質であるアセチルコリンを増やし、脳の機能を活性化して認知症の進行を遅らせます。
 
1日20粒程度とるといいでしょう。
その際、茶色の薄皮もいっしょに食べてください。
アーモンドの薄皮には、ファイトケミカルの一種のフラボノイドが多く含まれています。
 
ビタミンEとの相乗効果で、抗酸化力が飛躍的にアップします。
ただし、アーモンドが酸化してしまうと効力がなくなりますので、密閉容器に保存し、早めに食べましょう。
 
認知症の進行を遅らせる食べもの⑮『クルミ
●抜群の健脳効果でアルツハイマー認知症を防ぐ
クルミには多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
多価不飽和脂肪酸n-3系、オメガ3脂肪酸と呼ばれるもので、DHAEPAと同じ作用があります。
 
また、抗酸化物質も大量に含まれており、認知症にも有効であることがわかってきました。
クルミに含まれるこれらの栄養成分は脳細胞の酸化を食い止め、新たな神経細胞の増殖を促進します。
すでにある神経細胞も活性化し、脳を若返らせるのです。
 
ボールドウィン・ウォレス大学の研究では、クルミの抽出エキスはβアミロイドの凝集を阻害するだけではなく、すでに凝集してしまったβアミロイドを分解する働きもあることがわかりました。
 
クルミにはミリセチンという健脳効果抜群のフラボノイドやコリンも含まれており、1日あたり28g程度食べると、効果があらわれるといわれています。
クルミは脂質が多く酸化しやすいので、できれば殻つきのものを求めましょう。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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