野菜も「食べ合わせ」次第で、栄養成分が破壊される

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野菜も「食べ合わせ」次第で、栄養成分が破壊される
 
積極的に食べたい野菜にも「良くない食べ合わせ」があります。
食べ合わせで栄養が減るようなことがあれば、もったいないですね。
 
次の食べ合わせを、ぜひ覚えておいてください。
ただし、3.4.は食事を楽しむ上では欠かせない組み合わせでもあります。
「やってはいけない食べ合わせ」ではありませんので、その欠点を知った上で、これらの食材を時々、別の組み合わせで調理して食べるようにするなどの工夫をしてみてください。
 
◆良くない食べ合わせ 1.ニンジンと大根
 体に良さそうな野菜の組み合わせですが、実はこの2つを生で合わせると、ある化学反応が起こってしまいます。
ニンジンの「アスコルビナーゼ」という酵素が、大根のビタミンCを壊してしまうのです。
対策としては、酢をかけて「なます」にして食べるのがおすすめです。
煮物や、スティックサラダなど大きめに切って食べる場合は、それほど気にしなくても大丈夫です。
 
◆良くない食べ合わせ 2.トマトとキュウリ
生野菜のサラダでよく見かけるキュウリとトマトのペアも、実は良くありません。
なぜなら、キュウリにもアルコルビナーゼが含まれており、トマトのビタミンCを壊すからです。
加熱したり、酸や酢を加えたり、柑橘類と合わせたりすることで、ビタミンCの破壊を抑えられます。
酢の入ったドレッシングをかけましょう。
 
◆良くない食べ合わせ 3.ホウレンソウとベーコン
とてもおいしい組み合わせですが、ベーコンに含まれる添加物「リン酸塩」が問題です。
リン酸塩は、ホウレンソウの鉄分、カルシウムの吸収を妨げるとされています。
 
◆良くない食べ合わせ 4.シラス干しと大根
シラス干しは栄養豊富な食材です。
体の組織を修復したり、抗体を生んだりするリジンという必須アミノ酸も含みます。
しかし、大根に含まれているリジンインヒビターが、シラスのリジンの働きを阻害し、吸収を妨げてしまうのです。
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
 
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ビタミンB群が関係する病気があります。
それはホモシステインという物質による血栓です。
ホモシステインは食べ物の中のメチオニンというアミノ酸からできています。
 
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、これは分解されます。
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また、活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
さらにビタミンB12は脳の機能維持にとても重要です。
研究によると6069歳までの24%7079歳までの32%90歳以上の40%の人が、ビタミンB12が欠乏しているといわれています。
 
コロンビア大学のリンデンバウム教授は、「ビタミンB12の欠乏は長い間かかって、ゆっくりと進行する。
そして奇妙なことに脳と神経だけがおかされることがしばしばである」と言っています。
 
ビタミンB12の欠乏は、認知症あるいはアルツハイマー病の症状に似たような症状を呈します。
血液検査では見つけられないような軽度の欠乏でも、認知症のような神経異常を引き起こします。
高齢者ではビタミンB12の値が正常値の中に入っていても、低いほうの境界に近い場合には記憶障害を起こすことが知られています。
 
また別の研究では神経に異常を訴える場合の28%がビタミンB12の欠乏が原因だということがわかりました。
この場合には貧血などの症状はありませんでしたが、認知症や平衡感覚、精神状態の異常を訴えています。
 
重要なことは血液検査でビタミンB12の欠乏を見つけることは困難だということです。
そのために多くの人はビタミンB12は正常だと判断されてしまいます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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