動脈硬化はコレステロールのせいじゃない

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動脈硬化コレステロールのせいじゃない
 
もちろん、世間一般によくいわれるように、私たちの血管が「動脈硬化」を起こすことを、まず防がなければなりません。
これはこわいものです。
ただ、動脈硬化という病気は、よくコレステロールが原因であるかのようにいわれますが、じつは脳の血管というのは、コレステロールとは、あまり関係がないのです。
 
だからコレステロール値が高い人が、脳梗塞になるということはないのです。
ここが心臓と違うところです。
ならば、脳の血管には、実際には何が詰まっているのかといわれると困るのですが、つまり一種の老化現象のために、ある部分が動脈硬化を起こしているわけです。
すると血液がドロドロの状態になってくるのですが、そうなるとそこの部分がつまりやすくなるわけです。
 
ところで、脳の血管に異常が起きるのは、血圧が高いときに多いのです。
脳の血管というのは、血圧が高くなると、その圧力で血管のある部分が老朽化してくるため、動脈硬化になりやすくなるのです。
その辺が、心臓の場合と少し事情が違います。
 
さて、そういう状態の時に、もし私たちが興奮するとどうなるでしょうか?
興奮すると交感神経が働きます。
すると、アドレナリンやノルアドレナリンがたくさんでます。
すると、私たちの血小板は、さらにベタベタと凝集化してきます。
非常にくっつきやすくなるわけです。
「血液がドロドロの状態」になるわけです。
 
ということは、カッとして怒ったり、著しく恐怖したりするとき、私たちの血管はつまりやすくなるということです。
ともかく短期は損気ですし、恐怖心もいけません。
 
このような異常な感情が、もの凄く忙しかったり、もの凄く心労が多かったりするときに爆発すると、脳梗塞になる条件が整ってしまい、スイッチ・オンとなるわけです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化遅延に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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