勉強とは脳細胞をふやす作業

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勉強とは脳細胞をふやす作業
 
最近、脳細胞は、年をとってからでもふえるということがわかってきました。
これは私たちにとって一条の光明ではないでしょうか!
 
これまで私たちは、人体について悲観的なことばかりいわれてきました。
「脳細胞や心臓の細胞は、日々刻々死滅して、もうふえることはない。だからボケたりしたらもう終わりだ」
というように教えられてきました。
ところが最近の研究では、なんと「脳細胞は、ふたたびふえる」という報告をしました。
もしそれが本当なら、これほど嬉しいことはありません。
生命のもつ可能性を再認識させてくれるすばらしい朗報ではないでしょうか。
 
では、脳細胞は、何に反応してふえるのでしょうか?
それは「運動」「刺激」「訓練」に対してです。
ひとことでいえば、神経細胞にとって刺激的な環境なのです。
 
このことは神経細胞が、どのようなものかを理解するための、一つの好物かもしれません。
というのも、神経細胞のもつ性質は、高齢者の健康問題だけでなく、子どもの育児・教育の問題にも大きく関係してくるからです。
 
なぜ子どもは勉強をするのでしょうか?
いえ、勉強したほうがいいのでしょうか?
それは、脳細胞がふえて、高度な脳へと発展していくからです。
高度な脳になるからといって、それがいいとか、悪いとかの話ではありません。
そのような脳をもつことができるという話です。
 
子どもの時からの勉強は、教えられたことを覚えるためにやるのではなく、そのことで、脳細胞が突起をのばし、枝分かれをふやし、これによってさらに脳神経をふやすためにやるのです。
これが勉強の目的です。
 
もちろん、学校の勉強や訓練というのは、将来、役立つための知識や実地の技能を修得するためにあります。
しかし個々の知識や技能は、子どもがもう少し大きくなってからの「学問」であり専門分野で学べるのです。
 
しかし子どもの時分の勉強は、OSソフトを構築するためというか、それぞれの知識や技能に対応できるための「土台となるソフト」を構築している作業だと考えることができるのです。
それが神経線維をふやす作業なのです。
 
つまり、いかに脳細胞を活性化するかが大事なのです。
覚えたことのいくつかは忘れても、「活性化された脳」は残るのです。
お母さんは、子どもを一生懸命に育てます。
いろいろな本を読んで聞かせたり、いろいろなお話をしたりします。
しかし、当の子どもは、それらの話を覚えていません。
でも、それでいいのです。
 
お話の内容を忘れても、ふえた神経線維やシナプスが、脳の仕組みとして残ればいいのです。
なお、子どもによく語りかけて上げることは、耳から入った情報()が、聴覚野などいろいろな部位を経由して、頭頂葉の「意欲をもつ場所」や扁桃などの「感情の場所」とつながります。
 
したがって、このように親からよく語りかけられて育った子どもは、情緒的でものに感動しやすく、善悪の区別を重んじ、ものごとに好意と意欲をもちやすい人間になると考えることができるのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。 
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
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