美肌を手に入れたければ血管を鍛えるのが一番の近道

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美肌を手に入れたければ血管を鍛えるのが一番の近道
 
健康的な若々しさは、体表からではなく、皮膚の下から作られます。
顔色が悪く荒れた肌の上から、いろいろと塗ったところでそう簡単に衰えを隠せるものではないからです。
 
新しい皮膚は、体の中で作られています。
皮膚の直下の細胞には、たくさんの毛細血管が張り巡らされており、その中を酸素や栄養が運ばれて来ます。
心臓から出た大動脈が無数の枝分かれを繰り返しながら次第に先細りして体表の毛細血管へとつながっているのです。
 
ここでは、血管力を鍛えることが美肌作りにつながると、お伝えしたいと思います。
 
私たちの体は桜の木にたとえることができます。
 
心臓から全身へ血液を送る大動脈(太い血管)は桜の木の幹、手足へと伸びる末梢血管(足や腕の血管)は桜の木の枝葉、根といえます。
そして毛細血管は花びらに相当します。
恵まれた環境にある桜が、大地に根を張って素晴らしい花を咲かせるように、良い生活習慣を持つ人の血管は、自ずとしなやかに拡張します。
そして、十分な酸素や栄養を供給された肌や筋肉には、潤いやハリが生まれます。
 
つまり、肌の潤いや、ハリをアップさせるカギは血管力にあるといえます。
「人は血管とともに老いる」とよくいわれます。
 
反対に、「人は血管から若返る」ということもいえます。
 
健康的な若々しさを手に入れるためには、「コラーゲンよりも血管力」でしょう。
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
 
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 筋肉は自分自身で勝手に活動するわけではなく、神経系という指令系統から命令を受けとりながら働きます。
そして、筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、ビタミンB群の仲間が必要です。
 
 筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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