糖尿病の原因はストレス!
糖尿病の原因はストレス!
米国に移住すると、日本人でも糖尿病が多くなるのは、食生活が違うからだという意見がいつもいわれます。
いわゆる過食で栄養過多になるというのです。
しかし実態はやや違うとういうことが、最近わかってきました。
糖尿病というのは、食後、血糖値がなかなか下がらないという症状を目安にします。
どうやって検査するのかというと、患者さんに食事をさせて、ある時間ごとに血液を採取するのです。
これはなかなか面倒なものです。
では、検査で何を調べるのかというと、血液の赤血球の中にあるヘモグロビンに糖がついている度合いを調べるのです。
ヘモグロビンに糖がついたものを、ヘモグロビンAlc(HbAlc)といいます。
この平均値は4.8程度で、3~6が正常範囲とされます。
そして7以上を、高Alc値といいます。
1990年に、家森幸男さんらが行った研究に、沖縄に在住の人と、沖縄からブラジルに移民した人の、糖尿病の発生率を比較した研究があります。
ちなみに、血液中のブドウ糖は、ふつう一定に保たれています。
それは100mg/dl程度だとされています。
反対に、これが低いときには、すい臓からインスリンは出なくなり、代わりにグルカゴンというホルモンがでます。
だから血糖値は上がります。
私たちがストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾンというホルモンがでてきます。
コルチゾンは、肝臓などの細胞に蓄えられるグリコーゲンからブドウ糖をつくり、これを血液に放出します。
つまり、ストレスがあると、ブドウ糖がつくられ、血液中に流されるわけです。
一方、交感神経が活性化されると、すい臓からインスリンをださせないようにし、反対にグルカゴンをだします。
交感神経というのは、全身の働きを活発にする自律神経なのですが、これはストレスを感じたときに、自動的に作動するわけです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
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