「生きる速度」を落とそう

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「生きる速度」を落とそう
 
やはり人間、ある程度、年をとってきたら、働くこと自体は結構ですが、息つくヒマもないほど忙しくするのではなく、何でも「適度にする」ことが大事です。
 
ようするに、働きすぎて脳梗塞になっている人が数多くいらっしゃるのです。
年をとったら「働きすぎない」ことが大事だと口をすっぱくしていいたいです。
 
いずれにしても、血圧が上がって、脳の血管が動脈硬化のような変化を起こし、そこへ興奮したときのドロドロした血液がくると、血管がつまってしまうのです。
 
さて、このドロドロになるのは、脳でも心臓でもみんな原因は同じです。
もちろん心臓も、脳の血管と同じように、怒ったり興奮したりすると、心筋梗塞になりやすいわけですが、ただ心臓の場合、冠動脈という血管の変化に、コレステロールがもの凄く関係しているのです。
 
では脳の血管には、コレステロールは全然関係ないのかというと、そうでもなくて、脳の外側を取り巻いている血管=皮脂枝は、コレステロールが関係しているのです。
ところが、脳梗塞が起こるのは、だいたい脳の内奥の重要なところへ血液を送る血管で起こるのです。
 
脳の奥の方は、非常に重要な場所です。
ここに入っていく血管がつまってしまうわけだから、もう深刻です。
言葉がおかしくなったり、手足が動かなくなったりするわけです。
ところが、この血管においては、コレステロールはむしろ多いほうがいいといわれているのです。
不思議ですが、コレステロール値が高いからといって、脳梗塞になるわけではないのです。
 
逆にいえば、コレステロール値の低い人が、脳梗塞になりにくいという証拠はまったくないわけです。
みなさん誤解しています。
もちろん、脳の血管を守るという考えは大事ですが、それは「平常心」とか「精神の安定」というのが、もの凄く大事になってくるのです。
 
だから、年をとってからも、つまり定年後に、いろいろやって忙しくするのは、長い目で見たら、これで病気になって倒れたら、もうおしまいなんです。
自分はそうならないと思っていても、なるかもしれないわけです。
 
日本人は貧乏性で、遊んでいるというか、仕事をしていないことに対して、よくないという思いがあるのです。
特に年輩の人はそうです。
だから、仕事をしていないと、恥ずかしいという思いがあるのです。
 
その意味では、のんびりするということが、非常に大事だということです。
もちろん運動も大事です。
欠かしちゃいけません。
でも、精神的にのんびりすることが、より一層大事なのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。 
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
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