自律神経のかたよりは低体温、免疫力低下のもと

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自律神経のかたよりは低体温、免疫力低下のもと
 
交感神経の優位なからだは低体温で、顆粒球が増加。
副交感神経が優位なときは高体温でリンパ球が増加。
 
◆自律神経は体温調整にもかかわっている
 
私たちは、暑いときは汗をかいて、体温が上がるのを防ぎます。
寒いときはブルブルふるえたり鳥肌をたてて、体温が下がるのを防ぎます。
このような自然の体温調整も、自律神経の働きによります。
自律神経が体表に近い血管を拡げたり縮めたりして、血液中の温度を放散させたり、保持したりしています。
 
自律神経の体温調整機能も、交感神経と副交感神経で拮抗的に働いています。
交感神経優位のときは体温が低くなり、副交感神経が優位のときは体温が高くなるのです。
 
免疫関係でいえば、交感神経が顆粒球を、副交感神経がリンパ球を支配しています。
そのことから、顆粒球が増えているときは、体温が低く、リンパ球が増えているときは体温が高いことになります。
 
これらの関係をまとめてみると、交感神経が優位のときは、体温が低く、顆粒球が増加しています。
リンパ球が少ないので、免疫力の面では低下していることになります。
すなわち交感神経が過剰に働いているときは、免疫力が低下して、病気しやすい状態ということになります。
 
◆バランスよく働くことがいちばん
 
では副交感神経が優位で高い体温を保っていれば、健康的かというと、そうとはいえません。
副交感神経が優位な状態は、リンパ球が多い状態です。
免疫力が高いので、たしかにウイルスなどの感染症にはかかりにくいですが、免疫力が高すぎて、過敏に反応しすぎる弊害もでてきます。
いわゆるアレルギーが発症する要因になります。
 
自律神経や免疫、どちらにかたよってもよくありません。
すべてがバランスよく働くことがいちばんなのです。
「病気にならない免疫のしくみ より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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