<第3章>腸がきれいになるとがんも遠ざかる

<第3章>腸がきれいになるとがんも遠ざかる

 

《自律神経のバランスで免疫が変わる》

 

私たちが病気にならずに健康な体でいられるのは、体の中に「免疫」というシステムがあるおかげです。

たくさんの免疫細胞が協調して免疫機能をつくり、外部から侵入する細菌やウイルスを撃退して感染症から体を守っています。

また、内部で発生するがん細胞などの異物を排除するのも免疫機能。

それほど重要な免疫ですが、免疫細胞のなんと70%が腸内にあると言われています

つまり、腸内環境が悪化すれば免疫力もダウンし、改善すれば免疫力もアップするということ

 

さらに、腸と深いつながりのある自律神経によっても免疫力は上下します。

免疫を担うのは主に血液中の白血球です。

白血球には顆粒球、リンパ球、単球があり、交感神経が優位になると細菌を排除する顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとウイルスを排除するリンパ球が増えるという特性があります。

これは一方が過剰に高くなってもダメ。

交感神経が過剰になり顆粒球が増えすぎると健康維持に必要な常在菌まで排除してしまい、副交感神経が過剰になりリンパ球が増えると抗原に敏感に反応してアレルギーを起こしやすくなります。

よって、免疫力アップには自律神経のバランスを保つことが大切。

そして、そのためには自律神経の働きを左右する腸内環境を整えることです。

結局、正しい食生活で常に腸内環境をきれいに保てば、心身ともに健康になれるのです

 

 

腸の免疫システムが病気やがんから守ってくれる

 

免疫力さえ高ければ、万が一細菌やウイルスが体の中に入ってきてもしっかりと排除してくれるうえ、健康な人の体の中でも毎日何千個も生まれてきているという「がん細胞」などの異物も排除してくれます。

 

免疫力が低いと……

悪い菌・ウイルス・がん細胞に負けてしまう

 

日頃から免疫力を高める努力が必要

 

 

自律神経の安定と腸の健康が免疫力を支える

 

免疫力

 ↑

腸の健康

自律神経の安定

 

「整った自律神経のバランス」とは「整った腸内環境」でこそ育まれます。

また逆も同様です。

そしてこの2つが整っていると、一晩夜更かししてしまったくらいのことでは免疫力が下がってしまうことはありません。

日頃の食生活、生活習慣が免疫力を支えているのです。

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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