脳梗塞の治療はスピードが決め手
脳卒中の治療は、スピードが命です。
早期に治療すれば、それだけ命が助かる確率も高くなり、重大な後遺症を残す可能性も低くなるからです。
その後の病状は、いかに早く治療できるかにかかっているのです。
「もしかしたら、たいした病気じゃないかも」などと、遠慮は不要です。
早期に行動することで、医療も活きるのです。
「脳卒中は命にかかわる病気」といわれます。
しかし、発症後1か月以内に脳梗塞で亡くなる人の割合は、それほど多くありません。
ところが、「くも膜下出血」は今でも死亡率が40%近くもあります。
また、脳梗塞そのもので亡くなる人は少ないのですが、「合併症」で亡くなる人が多いのです。
合併症で怖いのが、「感染症」と「消化管出血」です。
高齢者の中には、この肺炎によって、命を落とすことも少なくありません。
消化管出血は、脳卒中によって胃酸の分泌が高まり、胃や十二指腸の潰瘍などができ、そこから出血します。
これが大量出血に至ると、命を落とす危険が高まるのです。
こうした合併症に対する予防も、早期に治療を始めれば、それだけ手厚くできることになります。
日本の脳卒中医療は、発症後のケアも含めて、世界最高レベルにあるのです。
「脳卒中にならない、負けない生き方 より」
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脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
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