自分を責めず、すべてを受け入れる
脳卒中にならないためには、バランスの良い生活が大事で、病気の兆候がある人は用心しましょう。
そして、遺伝的な原因は別として、病気はあなた自身がつくったもの。
そうしたことがわかっているからか、脳卒中を発症した患者さんの中には、自分を責めてしまう人が多くいます。
「どうしてマジメに生きてきたのに、こんなことになってしまったのか」
「あのとき、あんなことをしなければ、こんなことにならなかったのに」
「血圧が高いとわかっていたのに、病院を避け、薬も飲まなかった」
と、後悔と自責の思いにとらわれて、日々を過ごす人は少なくありません。
周囲の目も気になり、自分の思うように動けず、だから余計に、
「憐れみの目で見られているのでは?」
「これまでの不摂生のせいと、笑われているのでは?」
と、疑心暗鬼になり、心を閉ざす人も珍しくありません。
病気のときは、どうしても気持が後ろ向きになりがちです。
そして余計に、どんどん気持がしぼんでくるのです。
そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
どんなに元気な人も、体調が悪いときには気分が沈み、考え方もネガティブになります。
脳卒中という大病をしたのだから、落ち込むのもわかります。
そもそも脳卒中は、脳の病気です。
脳卒中になったという戸惑いや、将来への不安とともに、脳自体の不調が重なって、心をますます重くしていきます。
そんな患者さんを見守りながら、どんどん苦しくなっていくご家族もいます。
では、このままずっと落ち込んでしまうのでしょうか?
実は、ここが人生の分かれ道です。
脳卒中になった後こそが「人生の本当の分かれ道」だと思っています。
脳卒中になったことを受け入れて、それを乗り越えて、前向きに生きていくのか?
脳卒中になったことをうらみ、人生を悲観しながら、残りの人生を消化するのか?
実際、どちらを選択するかで、その後の人生は変わってくるのです。
「脳卒中にならない、負けない生き方 より」
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脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
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