インド人はアルツハイマー病が少ない
高齢化の程度に差はありますが、4分の1という数字はかなりの差だと思います。
なぜインド人の人にアルツハイマー病が少ないのでしょうか。
それはインド人が常食するカレーに関係があるのではないかという研究があります。
カレー粉にたくさん含まれているのが、ウコンです。
カレーが黄色い色になるのはウコンによります。
そのウコンに、これまたたくさん含まれているのがクルクミンというポリフェノールです。
クルクミンを、アルツハイマー病を必然的に起こす実験用のマウス(Tg2576マウスといいます)に与えたところ、アルツハイマー病によって脳の表面に老人斑というシミができますが、この老人斑を30%減少させたという報告があります。
アルツハイマー病の進行を遅らせることができたというわけです。
クルクミンをアミロイドβたんぱくの溶液に加えると、繊維状に結合することが大幅に抑えられました。
さらに、繊維状になったアミロイドβたんぱくにクルクミンを加えると、繊維が分解しました。
クルクミンが、アルツハイー病の発症を抑えることがわかったのです。
クルクミンは、肝臓の働きを助け、悪玉コレステロールを減らすこともわかっています。
活性酸素を除去する働きもあります。
アルツハイマー病にカレーが効果を発揮する。
となると、インド人のアルツハイマー病が少ないのも納得がいきます。
カレーというと、カレーライスしか思い浮かびませんが、カレー粉を料理にもっと使うといいかもしれません。
サラダをはじめ、ちょっと薬味のように使ってみることをお勧めします。
食欲もわいてきます。
「100歳までホケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
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この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク合成と核酸(DNA)合成の両方に深く関わっています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながると考えられます。
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
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