セロトニン神経を鍛えよう

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セロトニン神経を鍛えよう
 
朝はスッキリと目覚め、すぐに活動できますか?
寝起きが悪い、目覚めてからも身体が重い、やる気が起きない、落ち込みやすい、すぐにイライラしてしまう・・・。
そんな不調を抱える人が非常に増えています。
 
温度調節された快適な生活、パソコンの普及、日用品化した携帯電話、昼夜問わずいつでも起きていられる環境と、私たちの生活はこの20~30年の間に急激に変化しました。 
 
しかし、生活が一変したことに対して、私たちの脳は対応しきれずにいます。
その結果、私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
 
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
この神経を鍛えることでスッキリ爽快な毎日を実現し、幸せ脳で充実した日々を送ることができるようになります。
 
心と身体の準備を整えるセロトニン神経
 
私たちの脳の中で働く脳内神経細胞のひとつ、セロトニン神経が働くのは、主に私たちが起きているときです。
朝起きてすぐにセロトニン神経が活動し始めると、心身共に元気で、爽快な朝を迎えることができます。
 
一方、セロトニン神経が弱っていると、朝起きてもなかなか調子があがりません。
 
このセロトニン神経の働きは、車のアイドリング状態に似ています。
車のアイドリング状態というのは、車がいつでも走り出せるよう準備が整った状態で、アクセルやブレーキを踏んでいるときのように直接行動を起こす働きではありません。
 
セロトニン神経の働きも同様で、心と身体がスムーズに活動できる準備状態を作り出します。
 
セロトニン神経を鍛える日常生活とは
 
 セロトニン神経というのは、私たちの普段の生活の中で、絶えず刺激を受け、自律神経、筋肉、心などに影響します。
その刺激とは、朝起きて日を浴びるということや、何気なくしている呼吸やご飯を食べるときの噛む動作などリズミカルな動作です。
「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」
 
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
 
脳の萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク合成と核酸(DNA)合成の両方に深く関わっています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながることにもなります。
 
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