誰よりも若々しく見える首の体操

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誰よりも若々しく見える首の体操
 
後ろから名前を呼ばれたとします。
スッと首を回して振り返ることができれば、まだまだ若い証拠です。
年をとってくると、後ろから呼ばれたときに体全体を後ろにして振り返るようになります。
首だけをスッと回して振り返ることができなくなります。
首の関節だけではないのですが、関節が固くなってきているからです。
そこで、若々しく見えるためにも、首の関節は柔らかくしておいてスッと振り返りたいものです。
 
三浦敬三さんが朝起きたらすぐにしていた首の体操を紹介します。
三浦さんと対談をした日野原重明先生が感心し、自分でもやってみようと思われた体操です。
 
1. ベッドに座ったまま、まっすぐ背筋を伸ばします。
2. ゆっくりと首を前に倒します。
前に倒していきますが、あまり無理をしないで倒せるところまで倒し、元に戻します。
3. 次に首を後ろに倒していきます。
視線は天井を見るようにして、ゆっくり倒していきます。
後ろに倒すときも無理をせずに倒せるところまで。
2・3を20~30往復。
くれぐれも無理をしないようにしてください。
4首をゆっくり回します。
右回りで15回、左回りで15回。力を抜いて、ゆっくり気持ちがいい感じで。
 
この体操は、首や肩の筋肉をほぐしてくれます。
朝差起きてすぐやると、軽いウォーミングアップにもなりますので、ぜひ毎日やって習慣にしてください。
「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
 
ビタミンB12は、脳細胞のタンパク質と核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながることにもなります。
 
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