
風邪を引きやすいときには「亜鉛」を補う
疲れがたまって風邪を引きそうだ、最近、風邪を繰り返している。
そんなときは亜鉛が有効です。
細胞分泌が起きるときにはDNAがコピーされていますが、そのコピーのスイッチを入れるのが亜鉛です。
金属である亜鉛が、体のさび止めの働きをしているのは、実に興味深いことです。
亜鉛が不足すると、免疫力が低下します。
風邪などの感染症にもかかりやすくなり、傷が治りにくくなったり、粘膜が弱くなったりもします。
喉の粘膜がひりひりして風邪を引きそうだ、というときにはすみやかに亜鉛を補いましょう。
亜鉛が不足すると、有害金属の影響を受けやすくなることも知っておきましょう。
亜鉛とカドミウムと水銀は元素周期表では同属の12族にあり、元素の性質がきわめて似ているために、食品中の亜鉛が少なくカドミウムや水銀が多い場合、亜鉛のかわりに、有害金属のほうが体内に吸収されやすくなるのです。
日々、亜鉛をしっかりとることが大切です。
亜鉛を多く含む代表食材はカキ。
日常的にとることができるのは、卵の卵黄、パルメザンチーズや煮干し、ココア、松の実などです。
風邪を引きやすくなったら、亜鉛を補おう。
強力な抗酸化力と、有害金属の排出パワーも。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
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