ストレスが血管の最大の敵

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ストレスが血管の最大の敵
 
さて、血管強化に必要な習慣、「血管のストレスを取り除く」ことを考えましょう。
 
血管のストレスが原因で血管にけいれんが起き、毎年多くの人が突然死しています。
 
血管にストレスがかかるのは、なぜでしょうか?
 
それは、カラダとココロのバランスが乱れているからです。
カラダのバランスとは栄養バランスの乱れ、ココロのバランスとは自律神経の乱れです。
ですから、血管ストレスを取る上では、両方の観点から是正していく必要があります。
 
まずは、血管ストレスと栄養バランスの乱れについてお話します。
 
これには、ある臓器がとても大事な働きをしています。
それは副腎と呼ばれる臓器です。
この臓器、カラダにストレスがかかったときに大活躍します。
副腎は、左右の腎臓についている豆ほどの大きさの臓器ですが、ストレスコントロールに対して、とても大事な働きをします。
強いストレスがかかると、副腎からストレス対抗ホルモンが分泌されます。
 
しかし、ストレスに対処する代償として、大量の栄養素が消費されてしまうのです。
そのため、個人差はあるものの、強いストレスにさらされている時間が長い人ほど栄養素が欠乏しやすくなります。
栄養素が欠乏すると、副腎はストレスに対処できなくなり、血管にもストレスがかかり続けてしまいます。
 
また、副腎とは別に、NOをつくるための栄養素が足りなくなっても、血管はNOを放出できなくなり、ストレスが強くかかった状態から抜けられなくなります。
ですから、カラダのバランスから見た血管ストレスコントロール法では、ストレスに対抗できるように栄養素をしっかり補給するということが必要になります。
 
次に、ココロのバランスを整える方法です。
 
ココロのバランスを整え、自律神経を落ち着かせる方法、それは単純でかつ効果てきめんな方法です。
 
その方法とは、呼吸法です。
正しい呼吸法を覚えるということです。
 正しい呼吸法を覚えると、自律神経のうち、ココロをリラックスさせる副交感神経が活性化し、血管の緊張も取れるようになります。
 
 血管のストレスを取り除く技術を会得することが、将来の血管病を防いでくれます。
 血管ストレスを取り除くカギは、正しい栄養と正しい呼吸法です。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12について?
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