「NO」の量を増やせば、血管の老化を防げる!

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「NO」の量を増やせば、血管の老化を防げる!
 
「NO」の働きを具体的に見ていきましょう。
 
1.血圧を安定させる
 
「NO」のもっとも重要な働きは「動脈を拡張させ」→「血液の流れをよくし」→「血圧を安定させる」こと。
逆に言うと「血流が悪い人」「血圧が高い人」=NOが不足し、血管に負担がかかっている状態にあるといえます。
 
2.傷ついた血管を修復
 
「NO」のもうひとつの大切な役割は血管保護作用です。
血管内の炎症やプラークという“コブ”を修復し、動脈硬化の進行を抑えます。
また、血小板が凝集して血栓(血のかたまり)ができるのを防ぎ、血管が詰まる原因を取り除きます。
「NO」は、“血管のメンテナンス係”として働いているのです。
「NO」の分泌量が低下すると、血管はお手入れされないまま、“荒れ放題”になってしまいます。
 
3.動脈硬化を予防
 
 最近では、「血管内皮細胞の衰えが動脈硬化の始まり」と考えられています。
生理的な加齢に加え、悪しき生活習慣や生活習慣病によって血管内皮細胞が障害を受けると、「NO」の分泌が少なくなり、ますます血管内皮細胞の障害が進むという悪循環に陥ってしまいます。
 
★NOは…
 
血管を押し広げる
↓ だから
血流がよくなる
↓ だから
血圧が安定する
 
ただし、老化などで
 
「血管内皮細胞」が衰える⇔[NO」の分泌量が減る
放っておくと悪循環に陥る!
 
しかも、血管にできた傷やコブも修復されないので血管はますますボロボロに
 
「NO」の分泌を促し、
この悪循環を開始させないこと、
ストップさせることが重要!
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
 
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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