「快眠脳」プログラム4.呼吸法をマスターする

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「快眠脳」プログラム4.呼吸法をマスターする

 

朝の効果的な「セロ活(セロトニン活性術)」として長い歴史があるものに、

 

丹田呼吸法」

「気功(太極拳)」

「ヨガ」

 

などがあります。

 

禅のお坊さんは早朝に、お堂の奥の静かなところで座禅を組み、「丹田呼吸法」を行なうことを日課にしています、

丹田(下腹部)に意識を集中し、息をしっかりと吐ききって、ゆっくり吸う運動を、30分ほど繰り返します。

 

丹田呼吸法が脳内セロトニンの合成・分泌を促すことは、脳科学の研究でも証明されています。

 

丹田呼吸法の代わりに般若心経を唱えるお経を唱えるなども同じ効果があります。

中高年の人には特におすすめです。

 

最近、ヨガは女性に人気で、「朝ヨガ」を毎日実践する人もたくさんいます。

 

ヨガには呼吸法に加え、ストレッチ運動も組み合わさっていますから、セロトニン神経の活性化には効果的です。

 

ヨガをする場合には、ポーズを決めることよりも呼吸をしっかり行うことに注意を注ぎましょう。

 

また、中国で古代から実践されてきた「気功(太極拳)」もおすすめです。

民衆の健康法として長い歴史があります。

 

「気功」は、日本でも愛好家は多いです。

これにも丹田呼吸法が組み合わさっていますから、セロトニンの活性化には有効です。

 

丹田呼吸法や気功(太極拳)、ヨガは、きちんと指導者についてマスターする必要があります。

 

しかし、ウォーキングから一歩進んで、この「攻めの養生」をマスターすることで心身の不調を克服した人々は少なくありません。

 

チャレンジしてみる価値があると思います。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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「快眠脳」プログラム3.朝にウォーキング運動を取り入れる

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「快眠脳」プログラム3.朝にウォーキング運動を取り入れる

 

ホップ・ステップと第二段階まで覚醒プロセスが進んできましたから、第三段階としてのジャンプによって「完全な目覚め」を実現しましょう。

 

太陽の光によって「セロトニン神経」活性化のスイッチが入ったら、その活性化状態をさらにアップすべく、効果的なセロトニン活性術(セロ活)」である「リズム運動(歩行のリズム運動・呼吸のリズム運動・咀嚼のリズム運動)」を行なうことです。

 

次このエクササイズを5~30分ほど実施すれば、朝の目覚めを完全なものにしてくれます。

 

おすすめするのは、「外に出てウォーキング」することです。

 

ウォーキングは、「歩行」と「呼吸」のリズム運動を同時に行うことができます。

また、「外に出て」行えば、太陽の光を浴びることになります。

 

したがって、外に出てウォーキングを行なうことには、3つのセロトニン活性化の因子がふくまれており、まさに一石二鳥なのです。

 

 

ウォーキングをする際は、

 

「集中すること」

「疲れない程度に気持ちよく行なうこと」

 

この2点がポイントになります。

 

「集中する」ためには、繁華街や人通りの多いところを歩くのは避けたほうがいいでしょう。

 

なぜなら、歩きながら外部からさまざまなストレス刺激を受けてしまうと、逆に「ストレス中枢」のほうが活性化されてしまい、セロトニン神経は抑制されてしまうのです。

 

人通りが少なく自然のある環境、たとえば、公園などを歩くのが最適です。

 

また「集中する」のを妨げる行為――例えば、ラジオを聞きながらのウォーキングもストレスとなるのでNGです。

 

犬の散歩を兼ねるのも、じつはあまり好ましくありません。

「ながら」的なウォーキングは効果が半減してしまうのです。

セロトニン活性化のためには、ひたすらウォーキングをするという「集中」が大事なのです。

 

また、ウォーキングに集中するためには、呼吸に意識を向けるのがコツです。

「ハッハッハッ・スー」と3回吐いて1回吸う「三呼一吸」のリズムに切り替えるとよいでしょう。

 

先ほど、ラジオを聞きながらのウォーキングはNGといいましたが、イヤホンを装着してリズムのよい音楽を聴きながらのウォーキングならOKです。

パーカッション中心の音楽などは特におすすめです。

 

パーカッショニストの「ベッカー」こと橋田正人さんと、「ウォーキング・セラピー ~セロトニン活性」というCDを出していますので、ぜひご活用ください。

 

 

ウォーキングの「セロトニン効果」は、歩きはじめて5分ぐらいから実感できます。

頭がすっきりとしてきますし、気分もポジティブになり、やる気が湧いてくるのを感じるはずです。

 

また、ちょっとした不定愁訴(なんとなく頭が重い、体がだるい、など)もきえていきます。

 

これらはすべて「セロトニン効果」です。

頭と心、体に意識を向けて、セロトニン神経が活性化されていることを感じてみてください。

 

そして、家に帰ったら、鏡で自分の顔や姿勢を観察してみてください。

顔がシャキッとして、姿勢がピンとしているでしょう。

 

雨が降って、外に出られないときには、外に出てウォーキングする代わりに、室内でスクワットでも、同じ効果が期待できます。

エアロバイクをこぐのもいいでしょう。

ステッパーという道具を使うのも悪くありません。

 

足腰を鍛えるのではなく、脳内のセロトニン分泌をうながすのが目的の場合、疲れない程度にやるのがポイントです。

 

 

最近、「幸福寿命」という言葉が使われるようになり、ある週刊誌の監修を依頼されました。

 

この週刊誌では、長寿で元気に活躍されているタレントさんが巻頭で取り上げられ、たとえば、ウォーキングを習慣にしている伊東四朗さんや、スクワットを習慣にしている黒柳徹子さんなどが紹介されました。

 

これらのエクササイズを行なうことにより脳内で合成・分泌されるセロトニン「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、私たちの元気・幸福の源なのです。

 

ウォーキングやスクワットも、なんとなくやるのではなく、「セロトニン神経を活性化させるのだ!」という意識をもってやるのが効果的です。

 

それが一日を元気に過ごす源であり、疲れない脳をつくる要になるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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「快眠脳」プログラム2.起きたらすぐに太陽の光を浴びる

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「快眠脳」プログラム2.起きたらすぐに太陽の光を浴びる

 

次のステップは、「ノルアドレナリン」ともう一つの「覚醒中枢」であるセロトニン神経」を活性化させることです。

 

起床したらすぐに、いちばん簡単なセロトニン活性術である「太陽の光を浴びる」行動をしてください。

 

サッとカーテンを開けて太陽の光を浴びれば、覚醒信号が網膜を介して脳幹のセロトニン神経に送られ、セロトニンの分泌が開始されます。

 

 

「太陽の光ではなく、電灯ではダメなの?」と思われるかもしれません。

 

電灯はエジソンによって100年以上前に発明され、太陽の代用として人間生活に恩恵を与えてくれました。

夜でも生活ができるようになり、まさに文明の灯になりました。

 

しかし、電灯の光では、セロトニン神経を活性化させることはできません。

「照度」が足らないのです。

 

これまでの研究で、2500~3000ルクス以上の光の刺激が網膜にあたらなければ、セロトニン神経は活性化されないことがわかっています。

 

太陽光の照度は1万ルクス以上で、電灯の光は通常500ルクス以下なので、けた違いです。

だから、セロトニン神経を活性化させるには、太陽の光が必要なのです。

 

カーテンを開けて、窓辺から太陽光が差し込むようにすることです。

 

簡単でしょう。

 

もっといい方法としては、起床後、外に出て、5分以上、朝日を浴びることです。

 

こうすれば、セロトニン分泌は確実に開始されます。

 

 

ただし、最近、人口の光で高照度を出す装置が開発・発売されています。

LED光によるスタンド型の人工照明です。

その装置を使って調べたところ、セロトニン分泌が起こることがわかりました。

 

北欧など冬になると太陽の恵みを一定期間受けられなくなる地域がありますが、「冬季うつ」といって、この時期にうつ病発症の頻度が高くなることで知られます。

北欧ほど極端ではありませんが、日本でも冬場に日照時間が短くなるので、うつ傾向になる人が増えます。

 

冬場は朝、起きるのがつらくなりますが、その理由には、「日の出の時刻」もあります。

四季を通じて日の出の時刻は変わります。

夏は4~5時、冬は6~7時と最大2時間ほど違いがあります。

 

それなのに私たちの日常生活は、文明の産物である「時計」に従わされています。

起床時間は1年を通じて同じにセットされているのがほとんどでしょう。

その理由は、学校や仕事のタイムテーブルが1年を通して変わらないからです。

 

 

このことは、じつは脳科学的な見地からいうと、由々しき問題です。

 

なぜなら、地球環境下に命をつないできた人間にとって、人間のバイオリズムは太陽によって律せられていて、「時計」のコントロール下にはないからです。

 

そう考えると、冬の朝、起きるのがつらくなるのは当然の生理現象なのです。

 

バイオリズムを整えるという意味では、たとえば冬場の起床時間に太陽の恵みが得られない場合、LED光による人工照明を活用するというのも悪くないかもしれません。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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「快眠脳」プログラム1.決まった時間にサッと起きる

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「快眠脳」プログラム1.決まった時間にサッと起きる

 

私たちの脳も体も、24時間周期のバイオリズムに従って働くようにできているので、そのリズムに則って生活すれば、気持ちのよい睡眠が取れるはずです。

 

では、その具体的な快眠術とは、どんなものでしょうか。

 

 

人間には、60兆個ある細胞の一つひとつに「時計遺伝子」が備わっています。

 

しかし、個々の時計がバラバラにリズムを刻んでは統一が取れないので、脳の視床下部の視交叉上核にある「主時計」がタクトを振ってまとめています。

 

この「主時計」は、人の意志で自由に調整できるわけではなく、太陽光の指令に従っています。

だから、私たちは太陽とともに生命活動を営んでいるのだ、という認識を持つ必要があるのです。

 

日の出とともに、「朝だ、起きろ!」という信号が視床下部の「主時計」に伝えられると、主時計は、神経を介して「松果体」のメラトニン合成・分泌を中止させます。

 

そして、外部からの「覚醒刺激」が加わると、「覚醒中枢」の「ノルアドレナリン神経」が活性化されて、まず大脳が目覚めます。

 

外部からの覚醒刺激というのは、たとえば、昔は、ニワトリの鳴き声などがありました。

「コケコッコー」というニワトリの鳴き声が朝、聞こえ、その鳴き声で起きる、ということは、昭和の時代までは普通にありました。

 

代わって、いまは目覚まし時計の音です。

ほかにも、家族の誰かが家のなかを歩く音や、台所で朝食をつくる音などです。

 

 

この目覚めの第一段階で、覚醒中枢が刺激され、大脳が目覚めても、横になったまま目を閉じていれば、「体」は覚醒しません。

 

ここでダラダラしていると、あれこれ「想念」が浮かんできます。

このとき、不快でネガティブな想念が浮かんでしまうと、「ストレス中枢」が動き出すので危険です。

 

それを避けるためには、「脳」が目覚めはじめたら、さっさと寝床を離れて「体」を目覚めさせるべく、次の覚醒行動に移行することです。

 

朝、心のなかで無意識に出てくる不快なストレスを受けいれることは、その日一日を快適にスタートさせるためには極力、避けたいものです。

 

特に、「心の疲労」を抱えている人の場合は、朝、目覚めたとき、ダラダラと布団のなかに長くとどまらないことが肝要です。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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ウイルスにも負けない免疫力とメラトニンの関係

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ウイルスにも負けない免疫力とメラトニンの関係

 

メラトニン」には免疫力を高める働きがあることも知られています。

 

ウイルスや細菌が外部から体内に侵入すると、体の内部で免疫システムが働きはじめます。

 

血液中の白血球が、外敵であるウイルスや細菌と戦う戦士です。

白血球には三種類ありますが、外敵と戦う主な戦士は、リンパ球です。

胸腺やリンパ節でつくられ、血液中をパトロールしています。

このリンパ球が、特に活発に働くのは夜の時間帯で、睡眠中、副交感神経の活発なときです。

 

逆に、交感神経の活発なストレス時には、免疫システムは抑制されます。

したがって、ストレス状態が長く続いて、ストレス中枢が興奮し続けると、副腎皮質からストレスホルモン・コルチゾールが分泌され、胸腺やリンパ節を委縮させ、免疫系の主役であるリンパ球が減ってしまいます。

ストレス性の免疫抑制で、風邪を引きやすくし、さまざまな病気を誘発します。

 

 

したがって、夜の睡眠を導入し、自律神経を副交感神経に切り替える「メラトニン」は、免疫力を強める切り札です。

私たちの元気にとって不可欠なのです。

 

もちろん、ストレス中枢を抑制する「オキシトシン」も大切です。

そして、忘れてはいけないのが「セロトニン」です。

メラトニンの材料はセロトニンで、生体の免疫力を高める補助的な働きをします。

 

メラトニンには老化や成人病を誘発する悪玉物質・活性酸素を除去する働きがあります。

活性酸素は免疫システムにとって大敵です。

 

メラトニンによる抗酸化作用は、夜のパトロールをするリンパ球を活性化させます。

実際、メラトニンがリンパ球の一つであるNK(ナチュラル・キラー)細胞(外敵を殺傷する免疫細胞)を増やすというデータも報告されています。

 

したがって、免疫力を高めて病気にならないようにするには、睡眠ホルモンのメラトニンをたっぷりと分泌させる生活が求められます。

 

そして、繰り返しますが、メラトニンの材料はセロトニンですから、日中の“セロ活”が免疫力を高めるのに重要なポイントになるのです。

 

セロトニンを正常に合成・分泌させる方法とそのメカニズム、ここでは、それを「セロ活」と呼ぶことにしています。

ごく簡単にいえば、「太陽の光」をしっかり浴びて、「リズム運動」をきちんと行う。

たったそれだけで「脳疲労」が消えていき、気持ちが安定して、元気が出てくるはずです。

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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元気の源は、すべて脳にある!

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元気の源は、すべて脳にある!

 

デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」を

 

不眠の大きな理由に、デジタル機器依存の生活に陥っていることがあります。

 

また、そのことか……と思われる方もいるかもしれませんが、それほどIT社会は、心身ともに健やかな生活をするうえで落とし穴だらけなのです。

 

パソコンやスマホが発するブルーライトが「メラトニン」を破壊することが明らかになっています。

 

つまり、不眠や慢性疲労の状態に陥りたくなければ、デジタル機器のブルーライトを長時間浴びてはいけないのです。

 

しかし、ブルーライトは、「セロトニン」には影響しません。

だから、日中はパソコン・スマートフォンなどデジタル機器を使って存分に仕事をし、動画なども楽しめばいいのです。

 

ですが、「黄昏時から入眠まではアナログ生活を」というのが、提案です。

 

夜だけはデジタル機器を使わないで過ごすのです。

 

食事を楽しむ。

家族との団欒を楽しむ。

読書を楽しむ。

お風呂を楽しむ。

マッサージなど体をケアする。

一日を振り返って明日の準備を整える――。

 

デジタル依存症にならないために、日中はデジタル生活、夜はアナログ生活の「ハイブリッド生活」を現代人はすべきだと考えます。

 

 

元気の源は、すべて脳にある!

 

いまさらいうまでもないことですが、私たちは地球の自然のなかで日々の生活を営んできましたし、現在も変わりはありません。

 

朝の準備、昼間の活動、黄昏時の憩い、そして夜の睡眠――。

 

これを日々繰り返しつつ、さまざまな楽しい出来事やうれしい出来事、あるいは悲しい出来事に出合いながら人生を過ごしているわけです。

 

そんな毎日をできるだけ快適に、健やかに過ごせるように、私たち人間の脳には、三つの秘薬が合成・分泌されています。

 

それが、

 

セロトニン

オキシトシン

メラトニン

 

なのです。

 

それぞれの秘薬には、次のような有効な時間帯があります。

 

・朝=セロトニン

・黄昏時=オキシトシン

・夜=メラトニン

 

これを理解し、毎日の生活のなかでそれぞれを上手に合成・分泌させれば、健康と幸せのための強力な味方になります。

 

自前でつくるこの三つの脳内秘薬――これこそほんとうの元気の源なのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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「昼寝を楽しむ」生活術

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「昼寝を楽しむ」生活術

 

何も病気がないのに、朝、目が覚めても、寝床に入ったままグズグズしているのは、自分で時差ボケを作っているのと同じです。

自然のバイオリズムを自分自身で捻じ曲げているのです。

 

目が覚めたら、さっさと寝床から出て、太陽の光を浴びる。

そしてセロトニン神経を活性化させるリズム運動をはじめる。

そうすれば、頭も心も体もシャキッとするように人間はできています。

 

朝の「はじめの一歩」が、「疲れない脳」をつくるためには大切なのです。

多少、眠くても、朝はダラダラせずにしっかり起きて、睡眠時間が足りなければ、昼間、休めばいいのです。

 

「昼寝」は太陽が出ているときの仮眠であり、メラトニンが出ていない状態なので、夜の睡眠のように何時間も続くことはありません。

せいぜい30分程度で起きてしまうでしょう。

 

 

シエスタといって、昼寝など日中に休むことを社会全体で楽しんでいる国もあります。

 

高齢になったら、夜に分泌される睡眠ホルモンは減って、睡眠時間が減少するわけですが、そのぶん、早く起きて活動し、疲れを感じたら昼寝を楽しめばよいのです。

 

昼寝を楽しむのは慢性疲労の状態に陥らないためにも大変望ましいと考えています。

大工さんや農家の方など、体を使う職業の人たちには、昼寝を習慣にしている人は大勢いますよね。

 

これはとてもいい習慣です。

しかし、それは朝、しっかり目覚めて元気に活動をはじめるということが前提条件なのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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