「昼寝を楽しむ」生活術

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「昼寝を楽しむ」生活術

 

何も病気がないのに、朝、目が覚めても、寝床に入ったままグズグズしているのは、自分で時差ボケを作っているのと同じです。

自然のバイオリズムを自分自身で捻じ曲げているのです。

 

目が覚めたら、さっさと寝床から出て、太陽の光を浴びる。

そしてセロトニン神経を活性化させるリズム運動をはじめる。

そうすれば、頭も心も体もシャキッとするように人間はできています。

 

朝の「はじめの一歩」が、「疲れない脳」をつくるためには大切なのです。

多少、眠くても、朝はダラダラせずにしっかり起きて、睡眠時間が足りなければ、昼間、休めばいいのです。

 

「昼寝」は太陽が出ているときの仮眠であり、メラトニンが出ていない状態なので、夜の睡眠のように何時間も続くことはありません。

せいぜい30分程度で起きてしまうでしょう。

 

 

シエスタといって、昼寝など日中に休むことを社会全体で楽しんでいる国もあります。

 

高齢になったら、夜に分泌される睡眠ホルモンは減って、睡眠時間が減少するわけですが、そのぶん、早く起きて活動し、疲れを感じたら昼寝を楽しめばよいのです。

 

昼寝を楽しむのは慢性疲労の状態に陥らないためにも大変望ましいと考えています。

大工さんや農家の方など、体を使う職業の人たちには、昼寝を習慣にしている人は大勢いますよね。

 

これはとてもいい習慣です。

しかし、それは朝、しっかり目覚めて元気に活動をはじめるということが前提条件なのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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