「快眠脳」プログラム4.呼吸法をマスターする

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「快眠脳」プログラム4.呼吸法をマスターする

 

朝の効果的な「セロ活(セロトニン活性術)」として長い歴史があるものに、

 

丹田呼吸法」

「気功(太極拳)」

「ヨガ」

 

などがあります。

 

禅のお坊さんは早朝に、お堂の奥の静かなところで座禅を組み、「丹田呼吸法」を行なうことを日課にしています、

丹田(下腹部)に意識を集中し、息をしっかりと吐ききって、ゆっくり吸う運動を、30分ほど繰り返します。

 

丹田呼吸法が脳内セロトニンの合成・分泌を促すことは、脳科学の研究でも証明されています。

 

丹田呼吸法の代わりに般若心経を唱えるお経を唱えるなども同じ効果があります。

中高年の人には特におすすめです。

 

最近、ヨガは女性に人気で、「朝ヨガ」を毎日実践する人もたくさんいます。

 

ヨガには呼吸法に加え、ストレッチ運動も組み合わさっていますから、セロトニン神経の活性化には効果的です。

 

ヨガをする場合には、ポーズを決めることよりも呼吸をしっかり行うことに注意を注ぎましょう。

 

また、中国で古代から実践されてきた「気功(太極拳)」もおすすめです。

民衆の健康法として長い歴史があります。

 

「気功」は、日本でも愛好家は多いです。

これにも丹田呼吸法が組み合わさっていますから、セロトニンの活性化には有効です。

 

丹田呼吸法や気功(太極拳)、ヨガは、きちんと指導者についてマスターする必要があります。

 

しかし、ウォーキングから一歩進んで、この「攻めの養生」をマスターすることで心身の不調を克服した人々は少なくありません。

 

チャレンジしてみる価値があると思います。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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