「快眠脳」プログラム1.決まった時間にサッと起きる

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「快眠脳」プログラム1.決まった時間にサッと起きる

 

私たちの脳も体も、24時間周期のバイオリズムに従って働くようにできているので、そのリズムに則って生活すれば、気持ちのよい睡眠が取れるはずです。

 

では、その具体的な快眠術とは、どんなものでしょうか。

 

 

人間には、60兆個ある細胞の一つひとつに「時計遺伝子」が備わっています。

 

しかし、個々の時計がバラバラにリズムを刻んでは統一が取れないので、脳の視床下部の視交叉上核にある「主時計」がタクトを振ってまとめています。

 

この「主時計」は、人の意志で自由に調整できるわけではなく、太陽光の指令に従っています。

だから、私たちは太陽とともに生命活動を営んでいるのだ、という認識を持つ必要があるのです。

 

日の出とともに、「朝だ、起きろ!」という信号が視床下部の「主時計」に伝えられると、主時計は、神経を介して「松果体」のメラトニン合成・分泌を中止させます。

 

そして、外部からの「覚醒刺激」が加わると、「覚醒中枢」の「ノルアドレナリン神経」が活性化されて、まず大脳が目覚めます。

 

外部からの覚醒刺激というのは、たとえば、昔は、ニワトリの鳴き声などがありました。

「コケコッコー」というニワトリの鳴き声が朝、聞こえ、その鳴き声で起きる、ということは、昭和の時代までは普通にありました。

 

代わって、いまは目覚まし時計の音です。

ほかにも、家族の誰かが家のなかを歩く音や、台所で朝食をつくる音などです。

 

 

この目覚めの第一段階で、覚醒中枢が刺激され、大脳が目覚めても、横になったまま目を閉じていれば、「体」は覚醒しません。

 

ここでダラダラしていると、あれこれ「想念」が浮かんできます。

このとき、不快でネガティブな想念が浮かんでしまうと、「ストレス中枢」が動き出すので危険です。

 

それを避けるためには、「脳」が目覚めはじめたら、さっさと寝床を離れて「体」を目覚めさせるべく、次の覚醒行動に移行することです。

 

朝、心のなかで無意識に出てくる不快なストレスを受けいれることは、その日一日を快適にスタートさせるためには極力、避けたいものです。

 

特に、「心の疲労」を抱えている人の場合は、朝、目覚めたとき、ダラダラと布団のなかに長くとどまらないことが肝要です。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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