「快眠脳」プログラム3.朝にウォーキング運動を取り入れる

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「快眠脳」プログラム3.朝にウォーキング運動を取り入れる

 

ホップ・ステップと第二段階まで覚醒プロセスが進んできましたから、第三段階としてのジャンプによって「完全な目覚め」を実現しましょう。

 

太陽の光によって「セロトニン神経」活性化のスイッチが入ったら、その活性化状態をさらにアップすべく、効果的なセロトニン活性術(セロ活)」である「リズム運動(歩行のリズム運動・呼吸のリズム運動・咀嚼のリズム運動)」を行なうことです。

 

次このエクササイズを5~30分ほど実施すれば、朝の目覚めを完全なものにしてくれます。

 

おすすめするのは、「外に出てウォーキング」することです。

 

ウォーキングは、「歩行」と「呼吸」のリズム運動を同時に行うことができます。

また、「外に出て」行えば、太陽の光を浴びることになります。

 

したがって、外に出てウォーキングを行なうことには、3つのセロトニン活性化の因子がふくまれており、まさに一石二鳥なのです。

 

 

ウォーキングをする際は、

 

「集中すること」

「疲れない程度に気持ちよく行なうこと」

 

この2点がポイントになります。

 

「集中する」ためには、繁華街や人通りの多いところを歩くのは避けたほうがいいでしょう。

 

なぜなら、歩きながら外部からさまざまなストレス刺激を受けてしまうと、逆に「ストレス中枢」のほうが活性化されてしまい、セロトニン神経は抑制されてしまうのです。

 

人通りが少なく自然のある環境、たとえば、公園などを歩くのが最適です。

 

また「集中する」のを妨げる行為――例えば、ラジオを聞きながらのウォーキングもストレスとなるのでNGです。

 

犬の散歩を兼ねるのも、じつはあまり好ましくありません。

「ながら」的なウォーキングは効果が半減してしまうのです。

セロトニン活性化のためには、ひたすらウォーキングをするという「集中」が大事なのです。

 

また、ウォーキングに集中するためには、呼吸に意識を向けるのがコツです。

「ハッハッハッ・スー」と3回吐いて1回吸う「三呼一吸」のリズムに切り替えるとよいでしょう。

 

先ほど、ラジオを聞きながらのウォーキングはNGといいましたが、イヤホンを装着してリズムのよい音楽を聴きながらのウォーキングならOKです。

パーカッション中心の音楽などは特におすすめです。

 

パーカッショニストの「ベッカー」こと橋田正人さんと、「ウォーキング・セラピー ~セロトニン活性」というCDを出していますので、ぜひご活用ください。

 

 

ウォーキングの「セロトニン効果」は、歩きはじめて5分ぐらいから実感できます。

頭がすっきりとしてきますし、気分もポジティブになり、やる気が湧いてくるのを感じるはずです。

 

また、ちょっとした不定愁訴(なんとなく頭が重い、体がだるい、など)もきえていきます。

 

これらはすべて「セロトニン効果」です。

頭と心、体に意識を向けて、セロトニン神経が活性化されていることを感じてみてください。

 

そして、家に帰ったら、鏡で自分の顔や姿勢を観察してみてください。

顔がシャキッとして、姿勢がピンとしているでしょう。

 

雨が降って、外に出られないときには、外に出てウォーキングする代わりに、室内でスクワットでも、同じ効果が期待できます。

エアロバイクをこぐのもいいでしょう。

ステッパーという道具を使うのも悪くありません。

 

足腰を鍛えるのではなく、脳内のセロトニン分泌をうながすのが目的の場合、疲れない程度にやるのがポイントです。

 

 

最近、「幸福寿命」という言葉が使われるようになり、ある週刊誌の監修を依頼されました。

 

この週刊誌では、長寿で元気に活躍されているタレントさんが巻頭で取り上げられ、たとえば、ウォーキングを習慣にしている伊東四朗さんや、スクワットを習慣にしている黒柳徹子さんなどが紹介されました。

 

これらのエクササイズを行なうことにより脳内で合成・分泌されるセロトニン「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、私たちの元気・幸福の源なのです。

 

ウォーキングやスクワットも、なんとなくやるのではなく、「セロトニン神経を活性化させるのだ!」という意識をもってやるのが効果的です。

 

それが一日を元気に過ごす源であり、疲れない脳をつくる要になるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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