健康によい魚の成分

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健康によい魚の成分

子どもの多くは肉は好きでも、魚は嫌いのようである。その原因のひとつは、家庭で魚を食べる機会が少なくなってきたことにもあるようだ。

学校給食にしても、魚は料理が面倒、生臭く値段も高いが、肉や肉加工食品は手軽に使えて安上がり、しかも子どもも喜ぶという意識が強いようである。

同時にハム、ソーセージ、ハンバーグ、シューマイ、ギョーザなどすぐ食べられる調理済み食品が多く出回り、幅をきかせていることも影響していよう。

しかし、魚に大豆・大豆製品を組み合わせた、ご飯食中心の献立は、日本人の食生活の特色であり、原点であり、健康食として世界的にも評価されており、子どもの魚離れは、健康面から見ても感心できない。

魚は成分的に見ると、脂肪が多く、特に旬の魚は脂がよくのっている。中でもサバ(脂肪分12.1%)、カタクチイワシ(同12.1%)、サンマ(同24.6%)などは、豚の肩肉や鶏肉よりも脂肪分が多く、魚は肉より淡白というわけではない。

魚に含まれる脂肪は、肉の脂と同様に血液中のコレステロール中性脂肪を上げたり、血圧を上げたりするのではと心配する人がいるが、魚の脂肪にはリノール酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれ、その性質は植物性の油とよく似ている。

そのうえ、エイコサペンタエン酸(EPA)やタウリン(アミノ酸の一種)などには、血管の中で血液の凝固や血栓ができるのを防ぐ働きがあり、成人になってからの心筋梗塞脳梗塞の予防に役立つなど、小児期から魚好きになるような食習慣を育てあげれば、成人になってからの生活習慣病の予防に役立つことになる。
「図解食育 より」


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