認知症予防には青魚がいい

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認知症予防には青魚がいい
 
食生活で認知症を予防できるというのは、本当です。
すでに認知症の兆しのある人は、食生活によって改善させることが可能です。
食生活は、それほど私たちの人生そのものに深く関わっているのです。
 
認知症予防に有効な食事の基本は、一言でいうと「魚と緑黄色野菜を多く摂る」ことです。
なかでも魚に含まれているDHAEPA動脈硬化を予防し、血栓を防ぐ働きのある脂肪酸で、とくに脳によい効果をもたらします。
 
DHAEPAは、よく知られているようにイワシ、サンマ、サバなど背が青い青魚の脂の中に多く含まれています。
とくに旬のものに多いといわれます。
 
血栓代謝しきれなかったタンパクのゴミ(ゴミタンパク)などがくっついて固まったものです。
この血栓が内壁にくっつくと、その部分の血管が狭くなってしまいます。
それでも血液は流れようとするので、血液が血管に激しくぶつかることになります。
 
血液が激しくぶつかると、血管が破れてしまう危険性が出てきます。
それを防御するために、破裂しないよう血管壁は硬くなります。
この現象が起こったのが動脈硬化です。
 
血栓が大きくなって血管が詰まってくると、血液が流れにくくなります。
その状態が心臓壁の筋肉で起きたのが心筋梗塞です。
脳の血管の中で起きたのが脳梗塞です。
血栓により血管がほとんど詰まってもなお血液が流れようとして脳の血管を破ってしまうのが脳出血です。
 
このように血管に障害を起こすゴミタンパクが脳にたまると、脳血管性認知症だけでなくアルツハイマー認知症のリスクも高まります。
DHAEPA認知症予防が期待できるのは、このゴミタンパクを代謝して、その多くを消し去ることが可能だからです。
 
食を楽しませてくれる背の青い魚は、認知症予防という点でもぜひおすすめです。
60歳からはじめる認知症にならない超簡単脳にいいこと より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
京都大学医学部老年科の亀山教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下していたと報告しています。

ビタミンB12は、レバーなどの動物性食品に多く含まれ、植物性食品にはほとんど含まれていませんが、例外的に味噌や納豆のような発酵食品に含まれます。

ビタミンB12は、水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、復元し、また、切れた部分があれば、修復作用を発揮します。

ビタミンB12は、核酸とタンパク質の合成に関わり、脳や神経系との関わりが深く、また、ビタミンB6葉酸とともに動脈硬化の原因となるホモシステインを減らす働きがあります。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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