脳を使うことが目的になってはいけない

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脳を使うことが目的になってはいけない

 

100歳まで生きるかもしれないと聞いたとき、多くの人は「認知症になったらどうしよう」と考えるのではないでしょうか。

 

認知症についてはまだまだ誤解が多く、「子どもがえりするのではないか」「全体的に知能が下がっていくのではないか」と考える人が非常に多いです。

 

確かに、認知症の高齢者の中には、子どものように無邪気になったり、わがままになったりする人もいます。

だからといって、大人としての自尊心やプライドがなくなったわけでは決してないのです。

たとえできないことが増えたとしても、彼らは成熟した大人なのです。

 

また、今聞いたことを覚えられなくても、数十年前に覚えたフランス語はペラペラだったりするわけで(話す内容は混乱していたとしても)、認知症になったからといって、すべての部分で「バカ」になるわけでなく、できる部分も、昔の通りの部分もたくさん残っているのです(それが徐々に減っていく病気なのだと考えていいかもしれません)。

 

さらに、90歳まで生きた人の約6割は認知症になっていますし、さらに95歳まで生きた場合には、有病率が約8割に達するというデータもあります。

そうやって聞くと、認知症のイメージも少しは変わるのではないでしょうか。

 

認知症になる前に死んでしまいたい」などという人が多いのは、認知症に対する誤解が根強いだけなのです。

 

そうした社会背景もあり、多くの人が脳トレーニングに興味を持ち、「頭を鍛えて認知症を予防しよう」という活動につながっています。

 

少し前になりますが、脳を鍛える大人のためのケームソフトが人気を博しました。

 

計算問題や物語の音読、時間計算や瞬間記憶など、さまざまな問題を解くことでバランスよく脳のトレーニングができるという優れたソフトで、特に注目されたのが、脳年齢をチェックできる機能でした。

 

テストの出来によって脳年齢が変わるので、必死になって問題を繰り返し解いて脳トレーニングをし、少しでも若い脳年齢を出そうとプレイヤーたちが躍起になったのです。

 

こうした脳トレーニング自体は意味がありますし、やらないよりはやったほうがいいに決まっています。

なぜなら、脳の血流量が増え前頭葉を活性化する一定の効果が期待できるからです。

 

しかし、脳トレーニングや、脳年齢を1歳でも若くしようということ自体が目的となり、それで満足してしまっていては意味がありません。

 

脳トレーニングは、車でいえばアイドリングのようなもの。

エンジンを温めただけに過ぎません。

また、最近の研究では、たとえば計算やかな拾いなど、鍛えた項目の脳力が上るだけで、それが脳全体に波及するわけではないこともわかっています。

 

そこから一歩進んで、「市民大学に通ってみようかな」「自らサークルを立ち上げてみようかな」「思い切ってアフリカ旅行にいってみようかな」という具合に、行動レベルまで持ってくることで、はじめて感情の若返りが期待できるのです。

 

もし、「私は脳トレーニングを続けているから大丈夫」と安心している人は、ぜひもう一歩踏み出す努力をしましょう。

「感情の老化を防ぐ本 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

ビタミンB12について?

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