ピカピカ血管ライフ<夜22:00>
- 夜、湯船につかる
人はいそがしいときほど交感神経が優位になっているので、そのままでは寝つきがよくありません。
10分でもいいので湯船につかって副交感神経を十分に働かせると寝つきがよくなりますし、抹消のメラトニンや毛細血管までしっかり開くことで眠っている間に成長ホルモンなどが働き、毛細血管の再生や修復も進みます。
いきなりお湯につかると体がびっくりします。
心臓に遠いところから掛け湯をして入りましょう。
- ぬるめのお湯でぐっすり
最近よく眠れないと感じる人は、ぬるめのお風呂に入りましょう。
入るタイミングは眠る1~2時間前、お風呂の温度は38~41℃が目安です。
お風呂につかって上昇した体温は、お風呂からあがって体表の毛細血管より熱を放出することでさがります。
それに合わせて眠気がやってきて深部体温がさがり、ぐっすり眠れます。
体が覚醒しないよう、お風呂の照明は明るすぎない優しい暖色系が◎。
- 疲れたときは熱めのお湯に10分
お風呂の温度はぬるめが基本ですが、疲れたときは42℃くらいの少し熱めのお湯が効きます。
熱めのお湯で細胞に適度な負荷をかけることで、免疫力を強化するタンパク質(ヒートショックプロテイン)が増量されるからです。
このタンパク質が増えるとストレスに強くなり、細胞が傷ついても速やかに回復するので病気の予防になります。
ただし長湯すると血栓ができやすくなるので、10分程度であがりましょう。
- 熱め10分は時間帯と回数に注意
熱めのお湯に入ると交感神経が刺激され、眠れなくなることもあります。
そのため、できれば休日の昼間か、あるいは夜に入浴する場合は寝る2時間前までに入るようにしましょう。
また、免疫力を高めるタンパク質は1週間ほど効果が持続します。
週1回熱めのお湯、残りの日はぬるめのお湯につかれば十分に効果が期待できます。
「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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