水分補給は必ず「のどが乾く前」にやりなさい

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水分補給は必ず「のどが乾く前」にやりなさい

 

「宝水」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

昔の人は、就寝前に枕元に置く水のことをこう呼んでいたそうです。

 

近頃ではほとんど見かけませんが、以前は旅館などに泊まると水の入ったポットとグラスをお盆にのせて枕元に用意してくれました。

すぐに手が届くところに水を置いて、寝る前や起きてすぐにのどを潤せるようにという、ありがたい心遣いです。

 

この言葉自体、最近ではあまり耳にしなくなってしまったのは、水道をひねればいつでもきれいな水が出てくることに慣れ、いつのまにか水のありがたみが薄れ、廃れてしまったからかもしれません。

けれども、寝る前に一杯の水を飲む、あるいは朝起きたときに水を飲むというのは非常に理にかなった行動です。

 

なぜなら、人間は眠っている間に大量の水分を失ってするからです

 

よく「人は寝ている間にコップ一杯の汗をかく」と言いますが、睡眠中は水分補給ができないので、どうしても寝ているときには誰もが気づかないうちに軽い脱水症状を起こしています。

だから睡眠中の水分不足を補うという意味で、「宝水」は大変有効だったのです。

 

ここでぜひ知っておいてほしいことは、なぜ水分が私たちに必要なのか、ということです。

 

人間の身体は、その60パーセントが水分でできています

 

その依存度は大きく、十分な水がなくてはそれぞれの細胞が形をとどめておくことができません。

ですから、全身の水分が枯渇してしまったらボス細胞も正常な形状を保ち、きちんと機能することができなくなってしまいます。

すると当然、免疫力は大きく低下し病気にもなりやすくなります。

 

ボス細胞の機能を損なわないためにも、私たちの身体には水分が必要だったのです

 

しかしながら、常日頃からこまめな水分補給を心がけている人はそう多くはありません。

スポーツをしているときなどを除き、普段の生活ではよほど激しい「のどの渇き」を覚えなくては積極的に水分補給をしようとは思わないのではないでしょうか。

 

それどころか、就寝前には夜中にトイレで起きるのを避けるために、あえて水を飲まない人も多いと聞きますし、車での移動や通勤などの際にも同様の理由で水分補給を控えるという話をよく耳にします。

 

しかし、これらの行為はとても危険です

 

なぜなら、私たちがのどの渇きを覚えたときには、すでに身体は水分不足の状態になっているからです

このとき、私たちの身体は全体のおよそ2パーセントの水分を失っている状態になっていて、脱水症状の初期段階に突入しています。

だから、のどの渇きを覚える前に意識的に潤わさなければ、本当の意味で水分補給しているとはいえません。

ましてや、のどが渇いているのがわかっているのに、我慢して水を飲まないでいるなど、論外ということになります

 

これはスポーツをしているときや、真夏の炎天下といった特別な状況に限った話ではありません。

のどの渇きは、細胞が発している脱水症状の赤信号であると肝に銘じておきましょう。

 

特に、高齢者の脱水はきわめて危険なので要注意です。

 

若い人なら自分の身体から2パーセントの水分が失われた段階で、のどの渇きという赤信号によって脱水を自覚することができます。

ところが高齢になると、次第にのどの渇きを自覚することができなくなってくるのです。

 

これは脳に存在する「のどの渇きを知らせるセンサー」の機能が低下してくるために起きる現象です。

お年寄りは「のどが渇いていない」のではなく「のどが渇いているのがわからない」だけなのです

高齢の方はどうしても水分補給のタイミングが遅れてしまいがちになってしまうので、若い人以上にこまめな水分補給を心がけましょう。

 

また、水分補給にスポーツドリンクを飲まれる方が多いのですが、やはり普段の生活における水分補給には水がいちばんです

スポーツドリンクは、激しい運動をして塩分やミネラルが体内から失われたときには最適なのですが、運動をしていないときに飲むには糖分や塩分が濃すぎます。

 

脱水症状を起こさないためにも、細胞を枯れさせないためにも、最も身体が吸収しやすい常温の水を、のどが渇く前にこまめに飲むという習慣を身につけることが大事です。

渇いているという自覚があってもなくても、水分補給をしてボス細胞を潤わせておかなければ、免疫システムがきちんと機能しなくなってしまうということを、忘れないようにしてほしいと思います。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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