水分を定期的に補給して血液ドロドロを防ぐ

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水分を定期的に補給して血液ドロドロを防ぐ
 
 生活や精神のバランスが崩れると、体に負担をかけ、血管などにも過度の圧力がかかります。
 
こうしたバランスの悪い生活は、血液の状態も悪くします。
 
あなたの血液はサラサラですか? それとも、ドロドロだと思いますか?
 
夏になるとよく「脱水症状に注意」などという呼びかけがなされます。
脱水症状についてごく簡単にいうと、「体から水分が抜け過ぎた状態」のこと。
このとき、血液中の水分も抜けて濃くなり、ドロドロになっていきます。
 
「水を飲みなさい」というのは、体の水分のこともあるのですが、実は、血液がドロドロになるのを防ぐ意味もあるのです。
 
若い人はそれでも平気なのですが、年をとるにつれて血管が傷み、血管の内腔も狭くなっていることが多いので、ちょっとした脱水でも詰まりやすくなってしまいます。
 
では、どんどん水を飲めばいいかというと、やはり「飲み過ぎ」もいけないのです。
 
水分を摂り過ぎると、夜中にトイレに行きたくなって眠りが妨げられ、それがストレスになることもあります。
特に、男性は年をとると、前立腺が肥大し、ただでさえトイレに行きやすくなります。
極端なケースでは、水分を摂り過ぎたために、水中毒になって死んでしまう人もいるのです。
 
水についても、やはり「ほどほど」がいいのです。
 
「1日に2リットルを目安に飲む」などといわれていますが、体格や年齢によって違いますし、よく動き、汗をかく人は、そのぶん飲んだほうがいい。
 
高齢者は予防の意味で、定期的に飲むことをおすすめします。
たとえば、朝起きて1杯、午前10時頃と午後3時頃に1杯、寝る前に1杯、というように。
外出する際には、ペットボトルを持ち歩いたほうがいいでしょう。
 
なぜ、定期的に飲むかというと、高齢になると、のどが渇かなくなるからです。
正確には「のどが渇いた」という感覚が鈍くなるのですが、喉の渇きを訴えたときには、すでに脱水症状になっていた、ということになりやすいのです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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