「アクセル」と「ブレーキ」の使いわけが何より大事

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「アクセル」と「ブレーキ」の使いわけが何より大事

 

風邪のウイルスが侵入し、私たちの身体が感染すると、ボス細胞からの攻撃指令を受けて免疫が活性化され、ウイルスへの攻撃が始まります。

その結果、副次的な作用として、私たちの身体は熱を出します。

このとき発熱するのは、活性化した免疫細胞がウイルスを攻撃しながらさまざまな物質を出すために、体内で免疫反応が起きて生じた現象です。

 

この発熱はウイルスに勝つためにどうしても必要な反応なのですが、攻撃をしすぎて高熱の状態がずっと続いてしまうと、ウイルスだけでなく私たちの身体も消耗してダメージを受けます。

そして熱がずっと下がらなければ、私たちはただの風邪でも死んでしまいます。

 

そこで、今度はある程度ウイルスを撲滅した段階で、ボス細胞は攻撃をやめて免疫反応を抑えるように命令を出します。

そうすると熱は下がり、私たちは体力を回復することができるのです。

 

このようにウイルスを攻撃しようとする働きと攻撃をやめようとする働きは、車にたとえるなら、「アクセル」と「ブレーキ」のようなものといえます

外敵との闘いの状況や身体が受けたダメージなどさまざまな状況を見極めて、このふたつの働きをうまく使い分けることができなければ、私たちの身体が免疫のバランスを保ち、健康を維持することはできません。

 

ボス細胞は、免疫システムのバランスをつかさどるアクセルとブレーキの使いわけができる、まさに「司令塔細胞」なのです。

 

もし、ボス細胞がこのアクセルとブレーキの機能をうまく使い分けできなかったら大変です。

抗原が体内に侵入してもアクセルが利かなければ、ウイルスの感染やがんの増殖を許してしまうし、ブレーキが利かなければ、熱が収まらなかったり、炎症が悪化したり、私たちの身体は大きなダメージを被ることになってしまいます。

 

アクセルとブレーキを正しく使い分けることで、免疫を正常に機能させるためにも、ボス細胞を活性化させる生活習慣が大切なのです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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