不健康でも、あなたの身体そのものは悪くない!

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不健康でも、あなたの身体そのものは悪くない!

 

無理を重ねると免疫力が低下してしまうということは、同じ人間でも免疫力が高いときもあれば低いときもあるということを意味しています。

働きすぎて自律神経のバランスが崩れたときと、しっかり休養をとって英気を養ったあとでは、免疫力に差が生じているということになります。

 

つまり、免疫力が低くて不健康になっているときでも、身体そのものが悪いわけではないということです

 

ですから、安心してください。

 

私たちは風邪を引きやすくなったり体調が悪くなったりすると、すぐに「身体が弱くなった」「年齢を重ねて健康でなくなった」「不健康な身体になった」と考えてしまいますが、じつはそうではないのです。

 

免疫力が低下しているのは、たんに免疫システムをつかさどっているボス細胞の活性が低いために、そのシステム全体がうまく回っていないだけなのです

 

ボス細胞はウイルスなどの外敵が体内に侵入してきたときに、まっさきに「警報」を鳴らして他の免疫細胞を一斉喚起させます。

さらに自らウイルスを食べて分解し、その情報を「攻略法」のように獲得細胞に手渡して、攻撃すべき敵の特徴を知らせる。

ボス細胞の活性が低下してしまうと、この「警報」と「攻略法」の機能が働かなくなってしまいます。

 

警報が鳴らなかったり音が小さかったりすれば、ほかの免疫細胞たちの士気は上がらず、闘う気が起きなくなってしまう

そうなると、外敵に対する攻撃力が弱まり、強い防衛力を発揮することができなくなってしまうのです

 

逆に、この警報が出すぎてしまっても問題が起こります。

なんらかの原因でこのアクセルの機能が暴走し、攻撃を命じる物質(サイトカイン)が過剰に出てしまうことがあります。

 

このような免疫の過剰反応が起きてしまうことを「サイトカインストーム」といいます。

その症状は、血中のサイトカイン量が異常に高くなることです。

その作用が全身に広まって高熱が出ることにより、体力は奪われ血液も凝固してしまいます。

この影響は臓器にもおよび、多臓器不全を起こすなどの激しい症状を引き起こします。

 

まさにサイトカインストームは死に至ることさえある恐ろしい「死の嵐」です。

 

つまり、ボス細胞は警報を出しすぎても出さなさすぎてもいけないということ。

ここでも「アクセル」と「ブレーキ」のバランスが重要になってくるのです。

 

また、攻略法がばらまかれないということは、司令官からの指示がないということにほかなりません。

そうなると、獲得免疫は誰を攻撃すればよいのかもわからず、動くことすらできなくなってしまいます。

 

獲得免疫がそうやって動けないでいる間に、ウイルスや細菌はどんどん増殖し、がん化した細胞も分裂してしまう。

すなわちボス細胞の機能が低下するということは、感染症を悪化させ、がんの進行を許してしまうことにもなるのです。

 

このようにボス細胞の機能低下は大変恐ろしい結果をもたらしますが、じつは、その「警報」と「攻略法」の機能を高めることは誰でも簡単にできます

ボス細胞を鍛え、体内の環境を働きやすいものに変えてやればいいのです

 

私たちが自分の身体そのものを鍛えて変えようと思うと、きついトレーニングなどが必要になりますが、ボス細胞の「警報」と「攻略法」の機能を強化するためには、何もそんな特別なことは必要ありません。

 

ボス細胞をケアすること――。

 

何か新しくはじめる必要はありません。

日常でちょっと意識すればいいことなので、誰でも手軽にはじめることができるのです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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