心に余裕を持つ

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心に余裕を持つ

 

頭もキレるし、口も達者だし、論理もしっかりしている。

こういう人が一応は社会の頂点にのぼったものの、そのうち次第に世の中が狭くなり、しめ出され、だんだん第一線から落ちていく、このような悲運の人をときどきみかける。

 

どうしてそうなるのか。

 

独善的な自分の意向を他人に押しつけ、他人の言葉に耳を傾けない。

他人の善意を悪意に解釈して、逆うらみしたりする。

それで人がしだいに離れていく。

こういうことではないか。

少々能力のおちる人でも、他人との協調性があり、他人にかわいがられ、少し仕事が遅くても根気のある人はしだいに上へ向かい、かなりの線まで到達するものである。

 

良循環だ。

 

昔は、高い評価を得る人は、専門性があり、実力ありのプロ意識の強い人だった。

しかし、いまは、社交性、協調性、人望力、面倒見のよさのある人が買われている。

もちろん、チャランポランでいいといっているのではない。

真剣に判断し、対応しなければならないが、それはあくまで余裕のある心に支えられているべきものではないかと思う。

 

かつて中国に行ったとき、広州の食庁(レストランのこと)ですごくうまいスープにぶつかったことがある。

スープを飲んでいる途中、ボーイがやって来て、いたずらっぽく笑いながら、これは毒ヘビのスープでコブラのほかに三種類のヘビが入っていますといった。

同席の皆はえっと悲鳴に近い叫びをあげた。

その後の各人の反応はまちまちだった。

 

ある人はすぐ立ち直り、やっぱりうまいものはうまいときれいに平らげてしまった。

しかるにある女性は、おおこわい、おおこわいを連発し、いやだわ、たまらないわといつまでもいい続けた。

ショックを受けたことに囚われて余裕がなくなってしまったのだ。

 

次の皿が運ばれてきたのをシオに、座はふたたび楽しくにぎやかな雰囲気をとりもどしたのだか、その女性の態度がしかるべき食卓に影響を与えたことは否めなかった。

「ほがらかに品よく生きる より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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