雨にも負けたい、風にも負けたい
ある高校の学園祭で、次のようなペンキの落書きがあったという新聞の記事があったので、切り抜いておいた。
雨にも負けたい
風邪にも負けたい
勝たねばならぬ
ということに
ワシャ、疲れたよ
おーい
雲の彼方の 賢治さん
わかるかい?
ワシの この気持ち
この詩のもとが宮沢賢治の『雨ニモマケズ』であることはご存じのとおりだ。
もちろん賢治の『雨ニモマケズ』は名作であると思うが、この高校生の落書きもすばらしいではないか。
女性よりも男性のほうが、この詩に深くうなずけるかもしれない。
男性というのは小さいころから「男の子でしょ」「がんばりなさい」といわれて、強い男、負けない男であらねばならぬとがんばっているのである。
たまにはなさけない顔をして「ワシャ、疲れたよ」と弱音を吐いてみたい。
すべてを投げ出したい気持ちにもなるものだ。
「そんなに四六時中勝とうとしなくたっていいよな」と肩の力を抜ける人のほうが、人とのいい出会いも多く持てるのである。
いつも、「雨にも負けず、風にも負けず、お前にも負けないぞ」という姿勢でこられたら、せっかく「知り合い」になったのに、親しくなれず「張り合い」になってしまう。
しかし人は、本当は「出会い」たいのである。
「勝たねばならぬ」と信じてきた人は、このあたりでその信条を「勝たなくてもよい」といいかえてみよう。
きっと、出会いの幅が広がるはずだ。
「ほがらかに品よく生きる より」
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?
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