「快眠脳」プログラム6.日中にちょっとした運動をする

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「快眠脳」プログラム6.日中にちょっとした運動をする

 

一日を元気に過ごすには、朝が大切であることは間違いありません。

 

しかし、諸事情で早朝に「セロ活(セロトニン活性術)」を行なえない場合には、それに代わる方法があります。

 

たとえば、通勤時間をちょっと早めて、仕事場近くの公園やジムを活用する、といった方法です。

 

これは、通勤混雑によるストレスを避けることにもつながります。

 

多くの人の仕事場の近くには、公園や、街路樹が整備されたような歩きやすい道があるはずなので、それを利用して、仕事前にウォーキングをするのは悪くありません。

 

また、最近、健康志向の高まりにより、オフィス街にジムやアスレチッククラブが随所にオープンしていますから、それを利用するのもよいでしょう。

 

また昼休みに、「皇居ランナー」など、ジョギングを楽しむ人もいます。

これもの違いなく“セロ活”です。

午前の仕事の疲れを取り、心身ともにリフレッシュさせてくれます。

 

 

ただし、一点、注意しておかなければならないのは、先にも述べたように、「集中」という点では、朝のウォーキングに勝る運動はないということです。

 

かつて医学概念として「エアロビクス理論」がありました。

有酸素運動を毎日の生活に取り入れて、エネルギー代謝を高め、肥満、糖尿病、心臓疾患などを予防しようという考え方です。

 

この考え方のもと、万歩計を持って、一日一万歩を目指しましょうということが提唱され、いまでもそれを目標にしている人は少なくありません。

 

この場合、駅の構内や繁華街など、どこを歩いても一万歩は達成できますし、またそれくらい歩けばエネルギー代謝が増えることは間違いありません。

 

しかし、そのような場所でのウォーキングは、「集中」の点で問題があり、外部からさまざまなストレス刺激が加わるので、「ストレス中枢」のほうが活性化されてしまい、逆に、「セロトニン神経」は抑制されてしまうことがあるのです。

 

たんに足腰を鍛えるのではなく、セロトニン神経も鍛え、脳と心、体をハッピーにするためのウォーキングにはちょっとした工夫(集中)が必要になるのです。

 

仕事を終え、夕方以降にひと汗かくのも「頭の疲労」を解消させるので、快眠のためには有効です。

 

たとえば、ジムやアスレチッククラブに行って、ウォーキングマシンを使ったり、エアロバイクを漕いだりするのは、全身の血流をよくし、頭の疲労を解消してくれます。

もちろん、メタボ対策にもなります。

 

外部からのストレスを避けて、「集中」さえ心がければ、それらの運動は間違いなくセロトニン神経を活性化し、セロトニンの分泌をうながします。

 

そのセロトニンはやがて、睡眠ホルモンの「メラトニン」に変換されますから、快眠につながります。

 

 

水泳もすごくおすすめです。

手足のリズム運動と呼吸のリズム運動が水泳にはふくまれますし、水泳は、なによりも「集中」して行うことができるメリットがあります。

 

夜暗くなってから、外を軽くウォーキングするのも快眠につながります。

 

太陽が出ているときのウォーキングにはセロトニンを増やす効果がありますが、太陽が沈んでからのウォーキングには、セロトニンをただちにメラトニンに変換する効果がありますから、睡眠ホルモンをせっせと合成・分泌する営みだといえます。

夜、よく眠れること請け合いです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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