「泣く」となぜいいか?

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「泣く」となぜいいか?

 

前頭前野」の血流がどのような状況で増加するか、いろいろな状況で調べてみました。

 

すると、「人が泣き出す数秒前に前頭前野の血流が激しく増加する」という、予想もしなかった現象に遭遇しました。

 

この偶然の発見を検証するために、泣ける映像を多くの被験者に見てもらい、確認したところ、人は間違いなく、泣き出す数秒前に前頭前野の血流が激しく増加することが明らかになりました。

 

 

前頭前野には「人間性」に関わるいろいろな機能が明らかになっていますが、泣く直前の、血流が急に増加する部位は、特に真ん中(前頭前野先端部)で、インドの女性や仏像で小さな印が置かれている部位になります。

 

ヨガでは「チャクラ」と呼ばれ、「第三の目」とも称されます。

最近の脳科学研究では、ここは「直観」や「共鳴」に関係する働きをする部位として注目されています。

 

そこでここでは、ここを「直観・共感の脳」と呼ぶことにします。

 

 

「直観・共感の脳」は、言葉を使わないで対人コミュニケーションをする機能、すなわちノンバーバル・コミュニケーシンを担います。

 

人は通常、「言葉」を使って交流をしますが、「あの人は言葉ではあんなことをいっても、本心は違う」と、言葉の裏を直感的に読み解くことができます。

 

また、「空気を読む」という表現がありますが、それらがなぜ可能かというと、相手の表情やしぐさなど、ちょっとした無意識的反応を読み解く力が人間にはあり、そのときに働くのが「直観・共感の脳」で、まさに「第三の目」なのです。

 

このような働きを持つ「直観・共感の脳」が、人が泣き出す数秒前に激しく活動するのです。

 

登場人物の表情やしぐさを観て、感動したり、共感したりして心が激しく揺り動かされると、「直観・共感の脳」が、脳幹の「上唾液核」にある涙腺を支配する副交感神経に指示し、大量の涙をつくらせます。

 

人は泣くとき、涙を流すだけではなく、泣き顔にもなります。

つまり表情をつかさどる顔面神経にも信号が送られるのです。

 

また、人は泣くとき、泣き声も出します。

つまり発声をコントロールする神経にも信号が送られるのです。

さらに、人は泣くとき、肩をふるわせます。つまり全身の筋肉へも信号が送られるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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