Q.テレビや雑誌で話題の食材は、本当に効果がある?

f:id:endokoro728:20210511213136j:plain

Q.テレビや雑誌で話題の食材は、本当に効果がある?

 

A.効果がないものもあるので、要注意!

 

2018年から2019年に流行った食材は、なんといっても「サバ缶」でしょう。

 

特にサバ缶が優れているのは、EPADHAなどの含有量の多さです

 

マグロ、サケ、ニシン、イワシ、カキ、イクラなどにも多く含まれています。

 

魚やEPADHAをとることで中性脂肪が減り、HDL(善玉)コレステロール値が上がります。

EPADHAは医薬品にもなっています。

特に冠動脈疾患を持っている人や中性脂肪が多い人には、血管内皮細胞の機能を改善する効果があるようです。

 

ただ、死亡率に関しては、EPADHAだけではよい影響がないか、あっても限定的な作用しか確認されていません。

認知機能やダイエットに関しても、統計学的な有意差はでていません。

 

つまり、魚の健康効果は、EPADHAの効果と関係があっても、同じではないのです。

 

 

トマトも、血流についてもさまざまな健康効果があるといわれています。

特に次の3つです。

 

 

LDL(悪玉)コレステロールを下げる

・血圧を下げる

・血管内皮細胞の機能の改善

 

 

2017年に発表された研究では、食事にトマトを加えることで、LDL(悪玉)コレステロールが減少し、血管内皮細胞の機能が改善しました。

 

しかし、残念ながら血圧を下げる効果は認められませんでした。

 

一方で、リコピンサプリメントは、上の血圧を下げる効果がありました。

 

リコピンには、強力な抗酸化作用があります。

生のトマトよりも、加工品や油を使った料理の方が吸収しやすいようです。

サプリメントでも同様の効果が期待できそうです。

 

その他に、トマトにはビタミンCや葉酸、ビタミンKなどのビタミン類が豊富に含まれています。

塩分の排出を助けるカリウムも多いのです。

 

私たちの体内では、酸素を利用してエネルギーを作り出すときに、「活性酸素」という物質が生じます。

活性酸素は細胞を傷つけて酸化させ、老化、がん、糖尿病や脂質異常症動脈硬化などの生活習慣病を引き起こします。

 

この活性酸素を分解する「抗酸化」の働きは、年齢が上がると低下していきます。

そして、処理しきれない活性酸素は体内にたまり、より毒性の強いものへと変化するのです。

 

酸化を防ぐことが、血流力を保つために必要なことの1つでもあるといえます。

 

 

この頃、話題のタピオカは、「グルテンフリーだから瘦せる!」「難消化性デンプンを含むからよい」といわれているようです。

 

しかし、原材料は、「キャッサバ」という南米原産の芋の根から生成されるデンプンです。

ほぼ純粋な炭水化物で、タンパク質や食物繊維などはほとんど含みません。

 

タピオカ自体のGI値は高く、うどんやもち、白米並みです。

消化吸収しやすいうえに、ミルクティーなど甘い飲み物に入っています。

 

タピオカミルクティーに一般的に使われているシロップは、「高果糖コーンシロップ」(日本では「果糖ブドウ糖液糖」と表示される)というもので、缶コーヒーを始めさまざまな清涼飲料水に含まれています。

 

アメリカ人の食事ガイドラインでは、加糖飲料のカテゴリーに含まれています。

高いカロリーと糖質量により、子供の肥満が悪化するのではないかと懸念されています。

 

よく売られているサイズの16オンス(453グラム)のタピオカミルクティーのカロリーは、約300キロカロリーにもなるようです。

ちなみにコーラは、500ミリリットルで約230キロカロリーです。

 

しばらくブームは続きそうですが、あまり飲みすぎないようにしてください。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

https://www.endokoro.com/

※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

https://www.facebook.com/endokorob12