がんを遠ざけるビタミン界の“エース”
がんを遠ざけるビタミン界の“エース”
3つのビタミンの相乗効果
ビタミンAとビタミンE、そしてビタミンCは、それぞれ単独でも優れた抗酸化作用を備えていますが、3つを一緒にとることで、さらに高い抗酸化作用が発揮されることがわかっています。
あわせて「ACE=エース」と読めることから、最強のビタミンを意味する「ビタミンエース」として期待されています。
活性酸素がもたらす老化現状のうち、もっとも恐ろしいもののひとつが「がん」でしょう。
がんは遺伝子が傷つき、異常な細胞が増殖する病気です。
喫煙や過度の飲酒、ストレスなど遺伝子の傷つく原因はたくさんありますが、活性酸素もそのひとつ。
活性酸素の攻撃によって遺伝子が壊れ、正常な細胞ががん化してしまうのです。
そこで期待されるのがビタミンACEの強力な抗酸化作用です。
ビタミンACEを一緒にとることで、それぞれのビタミンが単独で持っている、「活性酸素の発生を抑える作用」「酸化させる能力を弱める作用」「活性酸素により傷ついた遺伝子を修復する作用」などが連携して働き、がんの発生と進行を抑え込むのです。
緑黄色野菜や果物、肉や魚、ナッツなどいろいろな種類の食材をとっていれば、ビタミンACEは自ずと摂取できるはずです。
バランスよく食べることの大切さが、このことからもわかります。
ビタミンA、C、Eを一緒にとると美肌効果が倍増!!
ビタミンA、C、Eそれぞれ老化防止や美肌効果のある優れた栄養素ですが、単独よりも3つ合わさることによって、そのパワーが倍増するというから、一緒にとるしかありません。
ビタミンC、ビタミンEは活性酸素を取り除くことを助けたり、それぞれ助け合ってお互いの吸収力を高めます。
ビタミンA、C、Eを全て含むすごい野菜
なんと、この嬉しい組み合わせが、ひとつの食材で全て含まれるという野菜があります。
それは、ピーマン、かぼちゃ、ブロッコリーと菜の花です。
これらは、水溶性のビタミンCが溶け出さない蒸し調理がおすすめ。
また、脂溶性のビタミンA、Eも含むので、オリーブオイルやマヨネーズで食べましょう!
・かぼちゃ
・ピーマン
蒸し調理なら栄養の減りも最小限に抑えられます。
蒸して ⇒ オリーブオイル、マヨネーズ
脂溶性ビタミンを無駄なく摂取できるオイルと一緒に食べましょう。
「栄養素の話 より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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