「0カーボダイエット」は、究極の糖質制限食

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「0カーボダイエット」は、究極の糖質制限

 

世の中にあるほとんどの食品には、糖質が含まれています。

醤油などの調味料にも入っています。

果物や野菜にも含まれているので、気をつけていないと、加工食品などから大量の糖質をとってしまうことになります。

 

その糖質を究極的に制限する食事法が、「0カーボダイエット」です。

糖質の摂取量を0にすることを目指します

英語の「Carbohydrate(炭水化物)」からきています。

 

糖質を20グラムくらいに制限しても、人体はケトン体というエネルギーを体脂肪から生成して乗り切ります。

そもそも、人体の血糖値はある程度一定に保たれるようになっているのです。

 

さらに、肝臓には「糖新生」という糖を作り出す働きがあります。

これによって体脂肪やタンパク質からブドウ糖を生成することができるのです。

 

ケトン体は神経細胞、つまり脳のエネルギーにもなります。

ブドウ糖が脳の唯一のエネルギーである」というのは間違いです。

ブドウ糖のみをエネルギーとするのは、血液中の酸素を運ぶ赤血球だけです。

 

 

このケトン体や糖新生のエネルギー源として、真っ先に使われるのが内臓脂肪です。

 

糖質制限否定派の人は、よく「減ったのは脂肪ではなく、水分だ」といいます。

 

確かに、血糖値を下げるインスリンには水分を体に保持する作用があり、糖質制限をすると、そのインスリンが減ってしまいます。

ただ、十分に水をとるようにすれば問題ないのではないでしょうか。

 

厳密な0カーボダイエットは、最も短期間で結果にコミットするでしょう。

 

糖質制限食を実践していると、あまりカロリーを気にしてもしょうがないと感じます。

タンパク質を意識してとると、自然と高カロリーの脂肪もとることになるからです。

 

それに、食事をすると、食べ物を消化・吸収・代謝するためにもエネルギー使うのです。

つまり、食後は基礎代謝が増えるのです。

これを、「食事誘発性熱産生」といいます。

 

 

そのため、カロリー制限食よりも糖質制限食の方が、ダイエットには効果的でしょう。

 

ただ、0カーボダイエットでは、かなり食べ物が限定されるので、栄養を補うためにプロテインを水で飲みます。

調理法や味つけにも制限があります。

 

 

・サケなどの魚(調理法:刺身など生、しゃぶしゃぶ、焼く/味つけ:塩)

・卵(調理法:ゆでる/味つけ:塩)

・キャベツ、ダイコン、コマツナ、ハクサイ、ブロッコリーチンゲンサイなどのアブラナ科の野菜やホウレンソウ、ニラ、キノコ類(調理法:炒める、ゆでる、鍋にする/味つけ:少量の調味料)

・肉(調理法:煮る、焼く/味つけ:塩)

・チーズ

・豆腐や納豆

 

 

豆腐や野菜類、プロテインには糖質が多少含まれていますが、そこは少し無視します。

 

焼き魚(塩)や焼き鳥(塩)、ゆで卵やチーズ、コーンの入っていない野菜サラダなどはコンビニでも買えます。

ドレッシングにも糖質が3~6グラム含まれているので、できるだけ家で作るようにしましょう。

 

昆布と出汁パックで出汁をとって、塩を入れたスープにタラと鶏モモ肉、ハクサイやニラ、シメジなどを入れた鍋なら、野菜からのわずかな量以外、糖質は含んでいません。

 

それから、塩鮭の切り身と豆腐や納豆を組み合わせたり、鶏モモ肉に塩を振ってグリルで焼いたりしてもよいでしょう。

 

レンジ用調理器具を使えば、電子レンジで焼き魚を作ることができます。

野菜炒めを作ったり、お肉も焼いたりすることもできます。

 

しゃぶしゃぶもよいですね。

ただ、落とし穴があります。

ポン酢には、結構な量の利用可能炭水化物が含まれているのです(100グラム中に6.9グラム)。

 

器に残った汁が美味しいからと、ごくごく飲むのは控えましょう。

鍋の素などにも糖質が含まれています。

卵、豚や牛などの赤身肉は、ほどほどにしてください。

 

醤油の場合は、濃口で100グラム中に1.6グラム、薄口で2.6グラムの利用可能炭水化物が含まれています。

刺身につける分には問題なさそうです。

やはり、発酵食品は利用可能炭水化物が少ないようですね。

 

0カーボダイエットはある程度体重が減少すると、減量の効果はやや停滞します。

 

また、長期的な安全性はよくわかっていませんし、糖質は多くても少なくても死亡率が上がるという研究結果もあります

 

あくまで短期間の体重減少を目指す場合に、実践しましょう

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

なぜ、このような法が提案されるに至ったのでしょうか。

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

 

確かにお肉を食べなければ、ベジタリアンですが、ただそれだけでは、健康的なベジタリアンとは呼べません。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

ビタミンB12について?

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