血糖値の波を抑える食べ方

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血糖値の波を抑える食べ方

 

最初に野菜やタンパク質を含む食品、最後にお米とちょっとしたおかずという順番。

 

実はこの順番が、一番血糖値をあげない食べ方なのです。

フランス料理も、同じく炭水化物であるパンは最後にでてきますね。

 

昔は学校で「三角食べ」などといって、飯やパンなどの主食、飲み物(汁物や飲料)、おかずなどを、それぞれ交互に食べる方法が指導されていたせいもあり、日本人は、おかずとご飯を一緒に食べる人が多いかもしれません。

 

しかし、ある研究結果では、おかずとご飯を一緒に食べると、ピークの血糖値がわずかしか減少しないのです。

ご飯を最後に食べる方が、より食後の血糖値の上がり具合を抑えることができます。

 

食事の最初の10分間は、お魚やお肉などのタンパク質、野菜を食べましょう

ただポテトサラダなどは炭水化物が多いので、最初に食べない方がよいかもしれません。

 

 

最後に炭水化物を食べると、痩せホルモンといわれる「GLP-1(グルカゴンライクペプチド-1)が小腸から最も分泌されるという結果が出ています。

 

GLP-1は摂食中枢(視床下部にあり、空腹感を引き起こして食べることを促す)に作用して食欲を抑えたり、胃から小腸へ食べ物が送られるのを遅らせて血糖値の上昇を抑制したり、膵臓インスリン分泌を促したりする作用があります。

 

最近発表された日本の研究では、糖尿病予備軍の人々を、一般的な食事指導をしたグループ、食事の順番について指導したグループ、栄養バランスについて指導したグループに分けて比較したところ、6カ月後に食事の順番について指導したグループは0.5キロとわずかですが、有意に体重が減少しました。

 

食べる順番を変えることで、痩せる食事にもつながるかもしれません

 

また、炭水化物は、成分として糖質と食物繊維に分かれます。

さらに、糖質の中でも、生体が消化吸収して利用できる「利用可能炭水化物」とそれ以外の糖質に分かれます。

 

実際、利用可能炭水化物がどのくらい含まれるのか、はっきりわかっていない食品もあります。

ただ、炭水化物を最後に食べるのは、糖質や利用可能炭水化物が多い食品を最後に食べるということなのです。

お米、パン、うどんやそば以外でも、トウモロコシや芋などのデンプン質の野菜も同様です。

 

外食などのシーンによっては難しいかもしれませんが、初めから完璧を目指さず、「先に味噌汁を飲む」などできるところから始めて習慣化していきましょう。

続けていれば自然とできるようになるのです。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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