ヒトは7年で飽きる
脳は、地球の自転(日)も公転(年)も、同様に感知している。
7日周期がこれだけ明確な以上、7年周期もあるに違いない。
そう確信した私は、7年周期についてリサーチをかけた。
すると、現役のお医者さまたちの間で、「アトピーは7年目に劇的に治るときがやってくる」と言われているのを知った。
調べてみると、ヒトの骨髄液が、7年で入れ替わるのだという。
骨髄液は、ご存じの通り、免疫の中枢司令塔だ、
白血病になって免疫不全症候群になると、骨髄液の移植を行なって免疫力を取り戻す。
この骨髄液は、毎日少しずつ入れ替わるのだが、7年より前の細胞が残らない。
つまり、満7年経つと、厳密には、今とは違う免疫システムで生きていることになる。
免疫は、外界の刺激から生体を守るための仕組み。
アレルギー反応は、これが過剰に働いた結果、起こるものである。
生物は、外界からの刺激に、なんらかの反応をして身を守る。
しかし、この刺激が、一時的なものでなく、恒常的に長く続く場合は、いつまでも激しく反応していては、かえって生体を弱らせてしまう。
たとえば、田舎から幹線道路わきのアパートに越してきたとき。
最初は、車の音がうるさくて寝られないが、このまま永遠に寝られないと、体が参ってしまう。
そのため、脳は、環境に適応していく。
おそらく1週間でそれほど気にならなくなり、49日もすれば安定して眠れるようになり、7年も経つと、田舎に帰ったら静かすぎて眠れないくらいになっているはず。
私自身の経験は逆で、田舎を離れて数年したとき、田舎で、カエルの声がうるさくて眠れなかったことがあった。
田舎にいたころ、カエルの声が気になったことなどなかったので、「今年はカエルが異常繁殖してるんじゃない?」と母に言ったら、「ゆうべ? カエルなんて鳴いてたっけ?」なんていうので、びっくりした。
おそらく、田舎にいたときは、私もカエルの声を脳がマスキングしてくれていたのに違いない。
環境に適応するための7年。
ということは、7年経つと、刺激だったことが刺激じゃなくなる、ってことだ。
端的に言うと、ヒトは、7年目に飽きるのである。
「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
ビタミンB12は、シナプス形成に重要な栄養成分です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!