アミノ酸バランスがいいのは動物性
効率のよい動物性と低脂質な植物性
食品から摂れるたんぱく質は、肉や魚、卵や乳製品に含まれる「動物性たんぱく質」と、豆や大豆製品、穀物などに含まれる「植物性たんぱく質」に大別されます。
同じたんぱく質といっても動物性と植物性とではそれぞれ特徴や性質が異なるため、体への働き方にも違いが生じます。
動物性たんぱく質の最大の特徴は、体に必要なアミノ酸を豊富に、かつバランスよく含んでいるという点。
特に体内でつくることのできない「必須アミノ酸」の含有量が植物性たんぱく質と比べて多く、筋肉や組織の材料となるたんぱく質を効率よく摂取できるのです。
動物性たんぱく質は、マガレイやクロマグロ、カツオなどの魚類に特に多く含まれています。
また、鶏むね肉や豚ロース肉、牛もも肉など、脂身の少ない部位の肉にも豊富に含まれます。
一方、植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質と比較して必須アミノ酸は多くありませんが、脂質が少ないという特徴があります。
脂肪の燃焼を助ける効果も高く、体脂肪の気になる人には魅力的です。
植物性たんぱく質が多い食品としては、高野豆腐、大豆、そばなどが挙げられます。
動物性たんぱく質にはビタミンB群、植物性たんぱく質には食物繊維など、たんぱく質委以外の栄養素も豊富。
両者を上手に組み合わせて摂ることで、献立全体のバランスも整います。
肉や魚介、卵、乳製品に含まれるたんぱく質のことで、必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく資源です。
摂取したたんぱく質は体内でアミノ酸に分解されて、様々な形で利用されます。
植物性たんぱく質は脂肪燃焼効果もある
豆、大豆製品、穀類などに含まれ、脂質の含有量が低いのが特徴。
脂肪燃焼効果は植物性のほうが高いといわれています。
「たんぱく質の話 より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!