粗食や和食が健康的とは限らない

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粗食や和食が健康的とは限らない

 

平均寿命が延びたのは食の欧米化のおかげ

 

洋食と比べて和食はヘルシーというイメージがありますが、実はそうともいい切れません。

健康的な食事とは、たんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素をバランスよく摂取できるかどうかで見るべきです。

例えば、ご飯に味噌汁、野菜の煮物といった昔ながらの質素な和食は、低カロリーで一見健康的に見えますが、たんぱく質や脂質が少なく、理想的な栄養バランスが整っていない可能性があります

 

食事の欧米化が進むとともに、生活習慣病にかかる日本人が増えているのは事実です。

特に洋食に多く含まれる脂質については、摂取エネルギーに占める割合が年々増加傾向にあり、40代以降の肥満やメタボリックシンドローム動脈硬化や糖尿病、がんなどにかかるリスクを高める要因となっています。

ですが同時に、食の欧米化によってもたらされた恩恵についても無視できません。

乳製品や肉類をよくとるようになったことで、日本人の栄養状態が改善

病気に強い体がつくれるようになり、平均寿命を延ばすことに大きく貢献しているのです

昔ながらの和食や粗食に戻れば健康になれるわけではありません。

和食、洋食、それぞれのよい点を取り入れて、多種多様な食材を適量ずつ、バランスよく組み合わせて食べることが、健康的な食生活を送るうえでのポイントです。

 

 

食事はバランスが大切

 

昔ながらの和食

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栄養が足りていないことも

 

 

1日の栄養摂取量と平均寿命

 

食事が欧米化したことによって、脂質や肉類を食べる割合が増えたことは平均寿命が延びた要因のひとつです。

摂取カロリーに関しては近年にかけて減少傾向にあります。

「栄養素の話 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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