■「脳番地」のいびつさが、悩みの原因になる

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■「脳番地」のいびつさが、悩みの原因になる

 

脳は1000億個以上の細胞で構成されていますが、ひとつにまとまった大きな臓器ではなく、同じような働きをする脳細胞が町内会のような小さな集団を形成し、それが連携することで機能しています。

 

脳の老化を詳しく調べ、脳全体の機能(働き)毎に、左右合わせて約120の集団に分類しました。

そして、この成長や老化の異なる集団を「脳番地」と呼ぶことにしました。

場所によって働きが異なる脳を1枚の地図に見立て、その働きごとに「住所(番地)」を割り振ったのです。

 

それぞれの脳番地はいずれも右脳、左脳にまたがっています。

 

ここでは大まかに理解するための8つの脳番地を簡単に紹介しておきます。

 

  • 前頭葉にあり、アウトプットにかかわる脳番地

 

思考系脳番地……思考や判断に関係する脳番地

感情系脳番地……感性や社会性に関係する脳番地

伝達系脳番地……話したり伝えることに関係する脳番地

運動系脳番地……身体を動かすことに関係する脳番地

 

  • その他の場所にあり、インプットにかかわる脳番地

 

聴覚系脳番地……耳で聴くことに関係する脳番地

視覚系脳番地……目で見ることに関係する脳番地

理解系脳番地……物事や言葉を理解するのに関係する脳番地

記憶系脳番地……覚えたり、思い出すことに関係する脳番地

 

※感情系脳番地はアウトプットだけでなくインプットにもかかわる

 

わかりやすく単純化していうと、自分の頭に情報を取り入れるインプット系の脳番地は頭の後ろと側面に、逆に入ってきた情報を処理・加工して表現していくアウトプット系の脳番地は頭の全面(前頭葉)にあります。

 

これらの脳番地の発達がいびつであることや、各番地の連携がうまくいかないことで、他人の感情ばかりに振り回されたり、自分の気持ちをうまく伝えることができないなどの問題が生じます。

その結果、人間関係がギクシャクしてしまうなどの悩みのループに陥ってしまうのです。

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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