脳は自分でいくらでも変えられる

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脳は自分でいくらでも変えられる
 
脳は3歳までに勢いよく成長して大人の脳に近づいていくということは、約100年前に明らかにされました。
しかし、一人ひとりの脳の成長過程が違うことや、成人してからも脳が成長し続けるなどということは、当時は想像さえされませんでした。
「大人になると脳は成長しない」と考えられてきたのです。
脳の標本を顕微鏡で見るだけでは、人が生前どんな生活を送って脳を創造してきたのか、その点を捉えることができなかったということでしょう。
 
脳が成長するという事実は、約20年前から確認されていました。
しかし以前は、疑問を誰も抱きませんでした。
子供たちはみな同じように成長していくため、脳の成長は遺伝的な性質によるものだと考えられていたからです。
だから、脳の成長に関する重要な事実に、誰も気がつきませんでした。
 
実際、ある程度は遺伝によって脳の成長の順番が規定されていたとしても、何の経験もせず、何の刺激も与えられていない状態では、脳の枝ぶりが延びることはありません。
情報や環境に影響されて脳の成長度合いは変わっていく、ということです。
 
脳は糖分と酸素を栄養にしていますが、そこに情報が入ることで、ようやく未熟な脳が成長していきます。
母親が何も手をかけることなく赤ちゃんを放置した場合、生まれて4ヵ月が経過しても、聴覚系脳番地の枝ぶりが延びていくことはありません。
一方、母親が手をかけ時間をかけ、しっかり耳から脳へ情報を届けた赤ちゃんは、枝ぶりがぐんぐん伸びていきます。
 
幼い子供は、まだ難しい言葉が理解できないものですが、母親が話しかけ続けると、やがてその子供の脳は、母親の言葉を深く理解できるような形に成長していきます。
つまり、母親が未来への希望を持って赤ちゃんに話しかけ、豊富な音声情報を繰り返し与えることで、赤ちゃんの脳の聴覚系脳番地が刺激され、その部分が成長するのです。
 
ここに、人の脳が成長するための教育の原点があります。
脳が生み出す脳力は、最初から準備されているのではなく、夢や希望を抱き、目標に向かって努力することによって、それに相応しい脳に変化していくのです。
 
大志を抱いた人は、それを実現するための脳を創造していきます。
つまり、脳は自分次第でいくらでも変えられるということです。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
 
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
 
また、老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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