<第3章>大さじ1杯のお酢が内臓脂肪も体調不調も撃退
《バリエーションを楽しんで毎日摂取》
お酢の成分である酢酸には、脂肪の合成を抑制し、かつ脂肪の燃焼を促す作用があります。
また、食後の血糖値上昇を抑制する、高血圧を防ぐ、疲労を回復するなどの効果もあります。
大手醸造メーカーの株式会社Mizkan Holdingsの調査によると、肥満気味の人が毎日大さじ1杯(約15ml)のお酢を含む飲料(500ml)を朝晩2回に分けてとり続けたところ、12週間後には内臓脂肪の数値が平均で約5%下がったことがわかりました。
同時に動脈硬化を進行させる血中中性脂肪も平均で18.2%減少したことがわかりました。
お酢の健康効果を得るには、毎日大さじ1杯をとり続けるのがポイントです。
そのまま飲むとのどや胃の粘膜を傷める可能性があるので、5~10倍に薄めて飲むことも大切。
少しずつ複数回に分けて飲んでもよいでしょう。
米酢やりんご酢、黒酢などお酢には様々な種類がありますが、好みのものでOK。
カルシウムが豊富な牛乳、抗酸化作用のあるトマトジュースなどに混ぜれば、栄養価が高いジュースが楽しめます。
お酢大さじ1杯に対して、飲み物は120mlが目安です。
納豆など普段のおかずにちょっと足すのも効果的で、アサリやシジミなどの貝のみそ汁に加えるとお酢によってカルシウムなどのミネラルが溶け出し吸収しやすくなります。
また、キャベツや玉ねぎ、トマトなどの野菜をお酢に漬けて常備菜にすると便利です。
お酢が脂肪をつくるのを防ぐ
◆酢酸×クエン酸=脂肪の合成を抑制
お酢の主成分である酢酸には脂肪の合成を防ぐ効果に加え、脂肪を燃焼する働きもあります。
また、同様にお酢に含まれるクエン酸には強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの発生を防いでくれます。
毎日とり続けることで効果が出る
◆毎日大さじ1のお酢を12週間続けたら
内臓脂肪
平均5%減
平均12%減
肥満気味の男女175人が大さじ1(15ml)のお酢を飲料(500ml)に混ぜて朝晩2回に分けてとり続けたところ、内臓脂肪や中性脂肪が減少することがわかりました。
大さじ×1
飲み物やみそ汁に混ぜたり、野菜を酢漬けにしたりするのもおすすめです。
飲む際には必ず5~10倍に薄めて、のどや胃の粘膜を傷めないようにしましょう。
「内臓脂肪の話 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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