<第4章>これを選べば大丈夫!イタリアン・中華料理編
《パスタ・ピザ、あんかけ・点心は控えめに》
イタリアンレストランで食事をする際は、コース料理を避けアラカルトで注文するのがベター。
パスタやピザなど糖質が高いメニューは控えめにするなど、自分で調整できるのが理想です。
前菜はサラダやマリネを選びましょう。
野菜に含まれる食物繊維が、糖質の吸収を緩やかにしますし、マリネのお酢は中性脂肪を分解してエネルギー変える働きもあります。
メイン料理を食べる前には、ミネストローネなど野菜がたっぷり入ったスープを食べると満足感が得られます。
糖質が高いパンは1個だけ。
ピザを食べる場合は、生地が薄いものを選びましょう。
唐辛子はエネルギーの燃焼を促すので、パスタはペペロンチーノがおすすめです。
中華料理では野菜が豊富なメニューを積極的に選びましょう。
前菜は野菜の炒めものがベターで、空心菜やチンゲンサイなどは血糖値の急上昇を抑えます。
糖質を含まないピータンもよいでしょう。
メイン料理を選ぶ際は、みそや醬油、ソースなどで味つけられたメニューは糖質が高めなので避けます。
とろみのついたようなメニューも、とろみのもとである片栗粉の糖質が高いのでNG。
点心も皮に糖質が多いので、控えたほうがよいでしょう。
一方、麻婆豆腐やピリ辛炒めのような唐辛子やしょうがを使った料理は、血行を促進させて脂肪の燃焼を促します。
イタリアンを食べるときのルール
・メインの前にスープを飲む
野菜たっぷりのスープなら、満腹感が得られ、メイン料理の糖質の吸収も抑えられて一石二鳥です。
・パンは1つだけ
パンの食べ過ぎには気をつけましょう。
バターではなくオリーブオイルをつけて食べるのがおすすめです。
・赤ワインを選ぶ
脂肪がたまるのを防ぐポリフェノールの一種、レスベラトロールを多く含んでいます。
・食後の飲み物は砂糖抜きに
砂糖を入れてしまうと血糖値が上がってしまいます。
ミルクやレモンなら入れてもOKです。
中華料理を食べるときのルール
・デザートはなるべく控える
ごま団子や杏仁豆腐など、中華料理のデザートには糖質が多く含まれているため、できるだけ我慢しましょう。
・チャーハンやめん類は選ばない
チャーハンやあんかけ焼きそば、餃子や焼売も糖質が多いため、食べ過ぎには注意が必要です。
・お酢をかけて食べる
お酢は中性脂肪を分解したり、糖質の吸収を遅らせたりする働きがあるので、積極的に使いましょう。
・唐辛子などを使った辛い料理を
麻婆豆腐やピリ辛炒めなど、唐辛子やしょうがを使った料理は血行をよくし、脂肪を燃焼させてくれます。
「内臓脂肪の話 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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