<第3章>ホットコーヒーで腸から幸せ物質が?

<第3章>ホットコーヒーで腸から幸せ物質が?

 

《ストレス解消&血流アップにも》

 

心身の疲れを癒し、自律神経の安定に役立つのが1杯のホットコーヒー。

朝の目覚めに温かいコーヒーを飲むと、コーヒーに含まれるカフェインが交感神経を活性化し、眠気を覚まし気分をすっきりさせてくれます。

交感神経の高まりにより気持ちが高揚するため、ストレス解消にも効果的。

気分が落ち込んでときの気付け薬にもなります。

 

けれどもコーヒーの効能はカフェインだけではありません。

末梢神経を拡張させる作用や抗酸化作用といった血流アップ効果のほか、大腸のぜん動運動を誘発するので便秘解消、腸内環境の改善にも効果を発揮するのです

また特筆すべきは、主に腸壁でつくられるセロトニン、またはドーパミンといった幸せ物質の分泌量を増やす効果があるということ

これはハーバード大の研究で実証されており、同大の調査ではコーヒー愛飲者はうつ病患者が少なく、1日2~4杯飲む成人は男女とも自殺リスクが半減するとの報告もあります。

 

ただし、コーヒーは飲めば飲むほどよいというわけではありません。

フィンランドの調査では、1日8~9杯飲む人は自殺リスクが逆に増加するとの報告が。

さらに、カフェインのとりすぎは自律神経のバランスを乱す危険も……。

適量は1日2~4杯、アイスではなく腸を温めるホットコーヒーがおすすめ。

また、寝る前の3時間は避け、なるべく日中に飲むようにしましょう。

 

 

1日2~4杯のホットコーヒーが効く

 

カフェインやポリフェノールの一種クロロゲン酸などが豊富なコーヒーは腸や自律神経にもよい効果がたくさんあります。

腸を冷やさないようにホットで飲んで、リラックスしながらたくさんの効能を享受しましょう。

 

◆カフェイン

・交感神経の働きを活性化し眠気をとる

・ストレスを解消してくれる

・落ち込んだ気持ちをリラックスさせてくれる

セロトニンドーパミンの分泌量を増やす「抑うつ効果」がある

・末梢血管を拡張させる作用がある

 

◆クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)

・抗酸化作用があり血流をよくする

 

他にも…

◆大腸のぜん動運動も刺激する効果

・便秘を解消し、腸内環境や全身の血流の改善に役立つ

 

◆コーヒーの香り

・リラックス効果

「自律神経の話 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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