第4章 1時間座ったら立つ

第4章 1時間座ったら立つ

 

エコノミークラス症候群が、オフィスで起きている

 

オーストラリアのシドニー大学が死亡リスクに関する調査を行ない、椅子に座っている時間が1日4時間未満の人に比べて、8~11時間の人は15%増、11時間以上の人は40%増と発表しました。

「座り過ぎ」が喫煙や過度の飲酒と同じくらいに健康を損なうリスクがあるとわかったのです。

 

これは衝撃的な研究でした。

 

椅子に座る姿勢は、体がクランク上に曲がるため、血流が悪くなってしまうのです。

よく知られているのが、エコノミークラス症候群です。

 

航空機の中など狭い椅子に長時間、座り続けることで起こる病気です。

それと同じことがオフィスでも起こるわけです。

 

 

予防法は簡単です。

1時間座ったら、立ち上がってください。

もし、できるならオフィスの中を少し歩くと完璧です。

 

それすらもできないほど忙しいなら、せめて膝から下を伸ばしてプラプラと振る運動をしてください。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/