第4章 吊り革を持ったら、かかとを上げる

 


第4章 
吊り革を持ったら、かかとを上げる

 

足の先端までいった血液をどのように心臓に戻しているか?

 

血管は9万キロの長さがあり、体の隅々に栄養と酸素を届けている大切な臓器です。

 

もちろん、足の爪先まで、血管はしっかりと伸びています。

 

足の先端までいった血液は、心臓まで戻ってこなければなりません。

それは立って活動をしている日中でも必要なことです。

 

つまり、鯉の滝登りではありませんが、重力に逆らって垂直に血液を押し上げるわけです。

 

ちょっと考えると、不可能に思えますよね。

 

 

ふくらはぎを鍛える「かかと上げ下ろし」

 

吊り革につかまったら、かかとの上げ下ろしをしてみよう。

 

 

「第二の心臓」を鍛える

 

その不可能を可能にする原動力が「ふくらはぎ」です。

 

ふくらはぎの筋肉が強いポンピング運動をして血管を収縮させ、血液を上へ上へと送っています。

 

ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのは、そのためです。

ウォーキングなどの運動がいいのは、ふくらはぎの筋肉トレーニングになっているからです。

 

ふくらはぎの筋トレで有効なのが、かかとを上げる運動です。

 

この運動を行う絶好のチャンスが電車の中です。

吊り革につかまったら、反射的にかかとの上げ下げをするくらいの習慣にするといいでしょう。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/