第5章 モヤモヤ、イライラを上手に軽減する 「体だけは元気でいよう」を意識する

第5章 モヤモヤ、イライラを上手に軽減する

「体だけは元気でいよう」を意識する

 

今ストレスを感じ、心がモヤモヤ、イライラしているとしても、その根本原因を取り除くことは不可能です。

 

しかし、自分なりの対処法をいくつか持っていれば、モヤモヤ、イライラを軽減させることができます。

そんな対処法を紹介していきます。

 

自律神経を乱さないための前提は「期待しない」。

完璧に快適な生活を求めないことは重要です。

無人島で独りで暮らしているのでもなければ、人間関係の問題は必ず抱えますし、仕事だって、家庭だってうまくかないのが当たり前です。

 

そんなときベースとなる意識は「体だけは元気でいよう」です。

 

よく「明るく元気」といいますが、仕事や人間関係で嫌なことがあったとき「明るくいる」のは簡単ではありません。

 

ただし「元気」はどうでしょうか。

ここでいう元気とは「元気いっぱい」ではなく、体調だけは整えておくこと

ストレスフルで、どうしようもない状況にある人ほど、ぜひ「体だけは元気でいる」を忘れないでください。

 

ここでは、「嫌な気持ちになったら、上を向く」「雰囲気のいい人たちが集まっている場所へ行く」など具体的な方法を取り上げます。

 

メンタルの問題をメンタルでなんとかしようとせず、体の状態を整える。

 

忙しく、精神的にしんどい毎日を過ごしているなら、朝食だけはしっかり摂って、少しだけでも運動をする。

寝る3時間前には食事をすませ、ゆっくりと湯船につかるなど「体だけは元気でいる」を意識していると実際体調がよくなり、精神的にも安定してくるものです。

ここにおけるテーマのひとつは「人生はプラスマイナスゼロ」です。

 

そのほか、「自分の感情を正しく理解すること」や「意識の向け方」など、ストレス要因との向き合い方も取り上げていきます。

「はじめる習慣 より」

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/