脳梗塞の危険因子

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脳梗塞の危険因子

高齢、男性、この二つが最大の危険因子
それ以外では高血圧

脳卒中になりやすい人はどんな人でしょうか?
以下の項目(危険因子)に該当する人は要注意です。
血圧が高い。
糖尿病である。
心臓病がある。
善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少なく、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が多い。
たばこを吸う。
毎日1合以上の酒を飲む。
太っている。
運動不足である。
ストレスが多い。
家族に脳卒中の人がいる。
該当する項目が多くなるほど、脳卒中になる可能性が高くなることはいうまでもありません。

上記の10項目以外にも重要な危険因子が2つ、あります。それは高齢と男性です。

脳卒中は年をとればとるほど確実に増加します。また、女性より男性のほうが顕著に多いのです。
従って、最大の危険因子は高齢と男性であることなのですが、この2つは自分の努力では変えようがありません。
年をとらないわけにはいかないし、脳梗塞になるのがいやだからといって、性を変えるわけにもいかないでしょう。

男性に多い理由は、動脈硬化が始まる年齢が女性より10歳早いからです。女性の動脈硬化が進むのは閉経後で、この10歳の違いが、脳卒中の統計の男女差になるのです。

高齢、男性以外で重要なのは高血圧です。以前は、日本高血圧学会のガイドラインでは、正常血圧は上が140mmHg未満、下が90mmHg未満とされていましたが、現在はそれぞれ130mmHg未満、85mmHg未満に下がっています。
さらに理想的な血圧は120mmHg未満、80mmHg未満であると言われています。
従って135mmHgだから大丈夫などと楽観していてはいけません。現在、高血圧の人が脳梗塞になった場合、ほかに問題がなければ、再発を予防する意味で慢性期には降圧剤で積極的に血圧を下げる治療が行なわれます。

他の項目については多言を要しないでしょう。中高年の人には、もう耳にタコができるほど聞かされていることばかりですから。

最後に、ひとつ付け加えておきたいのは、脱水状態が脳梗塞の引き金になることがある、ということです。
血液中の赤血球が少ないのは貧血ですが、逆に多い場合を多血症といいます。多血症も危険因子のひとつです。
脱水や多血症になると血液がどろどろしてきて、血流が悪くなり、血管が詰まりやすくなるのです。
それを防ぐために、こまめに水分補給をするよう心がけてください。
特に高齢男性の注意を促しておきたいのは、夜、何回もトイレに起きるのがいやで、夕方から水分摂取を控える方がいることです。これは論外です。

上手な水分補給のコツをまとめてみましょう。

まず、普段から意識して水をよくのむ習慣をつけておきましょう。年をとると、のどが渇いているのかどうかの感じ方が鈍くなります。特に屋外での運動や作業のときは、のどが渇く前にのみましょう。
長時間に及ぶ場合は、スポーツドリンクがいいでしょう。甘いものは倍に薄めればいいのです。
蜂蜜レモンなどを使って、自分専用のスペシャルドリンクを用意するのもおすすめです。

一度にたくさんはのめません。「こまめに」のむことが大切です。
「健康講座 脳梗塞より」

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